映画「パシフィック・リム」を妙典へ見に行こうと思い、ワーナーマイカルシネマズのサイトにアクセスしたら、自動的にイオンシネマのサイトへ飛んだ。サティがイオンに変わっても、元のマイカルグループのシネコンにマイカルの名前が残っていたが、それもどうやら消えたようだ。変わったのはこの7月1日からとのこと。
妙典駅に降り立ってみると、確かにビルに付けられた劇場名の看板が変わっていた。
劇場内は特に変わってはいなかった。
「パシフィック・リム」はギレルモ・デル・トロ監督の作品。この監督の作品は約6年前に見た「パンズ・ラビリンス」がインパクトが強く、それで今回の作品にも興味が湧いた。それに、この監督が日本のアニメや特撮が大好きという人で、そういう人が劇中でも日本語の「怪獣」という呼び名を使った巨大生物と、巨大ロボットの戦いの映画を作ったという話も興味をそそった。
なお、見たのは都合のよい時間にやっていたので、2Dの字幕版のほう。
(以下にネタばれあり)
見てみると、「パンズ・ラビリンス」とはかなり作風が違う。なんか10数年前に見た「インディペンデンス・デイ」を思わせる雰囲気の映画だった。人類が戦う相手が、巨大円盤でやってきた宇宙人ではなく、巨大怪獣群。戦う武器が、通常兵器でなく、巨大ロボット。最初から最後まで、ほとんどがアクションで、登場人物の物語も入っているが印象は薄い。
怪獣は着ぐるみではなくCGだから、動きは動物として自然で滑らかではあるが、ヌルヌルした生物という印象で感情移入できるものではない。
同じ監督だというので、「パンズ・ラビリンス」のような後に残る印象の強さを期待していたが、そういう映画ではなかった。
日本の特撮ものとの関係でいうと、自分が受けた印象だが、「ジャンボーグA」と「ウルトラマンA」が強く入ってるのではないかと思えた。
パイロットの身体の動きとリンクしてロボットを操縦するところが「ジャンボーグA」。
怪獣が自然発生した生物でなく、海溝の底に生じた次元の亀裂の向こうにいる侵略者が作ったクローン生物であり、さらに生物兵器であるところは、「ウルトラマンA」で生物兵器の超獣を次々と送り込む異次元人ヤプールを思わせた。
もう一つこれも「ウルトラマンA」かな...というところがある。巨大ロボットは一人で操縦するのにはパイロットの神経系に負担が大きいので、2人のパイロットの意識をシンクロさせて操縦するシステムになっている。主人公は最初は兄とのコンビで操縦していたが、兄が戦死し、復帰してからは菊地凜子演じるヒロインと2人で操縦することになる。この2人以外にも男女ペアのパイロットは登場するが、男女で意識をシンクロさせて・・・ある意味、合体してロボットという巨人で戦うというのが、前半で男女合体変身をしていたウルトラマンAを思わせた。
書いているうちに思い出したが、男女合体してロボットを動かすというと、アニメで「マグネロボ ガ・キーン」があった。男女のマグネマンが合体して、コアに変身し、ガ・キーンパーツと合体して、ガ・キーンとして敵と戦うという設定だった。
ヒロイン役の菊地凜子は、数年前の映画「バベル」で見たときは別にどうとも思わなかったが、今回のバトルスーツ姿はカッコいい。というか、「ゼイラム」でのヒロイン・イリア役の森山祐子にしても、「ゴジラ×メカゴジラ」の家城茜役の釈由美子にしても、バトルスーツ姿のヒロインに自分が魅力を感じるからか。
劇場ロビーの一角には、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の宣伝コーナーがあった。
先行公開しているらしいけど、夕方からというから、見に行くのは、やはり本公開になってからか。
そういえば、テレビのCMでもけっこう宣伝をやっている。自分がスタートレック映画を劇場で見るようになったのは、1994年の「ジェネレーションズ」からだが、そのあと、「ファーストコンタクト」なども含めて、日本では「スタートレック」の名前を強調しない邦題の付け方や、宣伝ばかり行われていた。それを思うと、ずいぶんと様子が変わったと思う。
昼飯は映画を見る前に、妙典高架下の松屋でおろしポン酢牛めし。
午後6時ごろから、この週末の行徳雑学館トップページレポートのために、地元の夏イベントを2箇所訪ねる。
一つは野鳥の楽園に隣接した福栄四丁目の白鷺公園。福栄かもめ自治会の夏祭りが行われている。
もう1箇所は南部公園。こちらは幸一丁目のサマーフェスティバル。
中江川を挟んで妙典側が幸一丁目、行徳側が幸二丁目。双方の自治会が、どちらも南部公園で時期をずらして夏のイベントを行っている。7月下旬に行われる一丁目の夏まつりは、一昨年2011年に取り上げた。
この2箇所を回るには、距離的にやはり自転車を使った。
一旦、帰ってから、今夜は香取バイパス沿いの上海飯店へ行く。
最初は生ビール。
特上くらげの小皿。お品書で前菜にはふつうのと小皿のとの記載はないが、聞いてみたら特上くらげには小皿もあるというので注文。
メインディッシュのほうは帆立オイスターソースの小皿。
ビールの次は紹興酒小瓶。夏はやはりロックで飲む。
そして、A菜の小皿。
紹興酒を飲み終えて、もう一杯はサワー類にでもしようかと思ったが、座った場所のすぐ脇には梅酒の瓶がずらり。
その中で目に付いたのが八岐(やまた)の梅酒。これのロックにする。
八岐は八岐大蛇(やまたのおろち)の八岐。八岐大蛇伝説は出雲の国の話だから、島根県の酒造が作っている梅酒かと思ったが、ラベルの裏側を見ると以外にも和歌山県海南市の酒造会社のだった。
締めは麻婆丼。
アルコール類を飲み終えたら、サービスでジャスミン茶を出してくれる。3杯ぐらい飲む。
オリンパスのXZ-10を買ってから、この店は始めて。カウンターの上の水槽の魚を写してみる。
ピントが合ったものを強調しやすいカメラだからか、水槽に映る反対側の壁の模様などは目立たない。