行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2006年7月17日(月)の日記

2006年07月17日 | 日記

3連休の3日目。今日は映画を見に行く。ゆれるという映画。

昔、聞きかじった(というのは大学の教養課程レベルで聞いたという意味だが)心理学での、認知とか記憶の話を思い出す。人が置かれた状況や心の状態によって記憶が作り上げられ、一体、真実とは何かが分からないということ。

これは映画だから最後は、人への信頼を描いている。だけど、今報道されている秋田の連続小学生殺害事件を見ると、供述がどんどん変わっていく犯人の女性がかなり異常な性格らしいということを割り引いても、現実のほうがずっと先を進んでいるように思えてきてしまう。

 

その映画は大手のシネコンにはかかっていないようで、見に行ったのは新宿駅前にある武蔵野館という小さい劇場。写真のビルの3階にあった。

昼の12時半過ぎについて午後2時からのチケットを買おうとすると、立ち見になるということ。なので、午後4時25分からのを買う。評価も高い作品のようで、人気もまた高いと見える。

 4時間近く時間をつぶさなければならないが、まずは昼飯。新宿駅西口にまわり、京王新線と都営新宿線の新宿駅のほうへ行く地下街にあるイレブンイマサというカレー屋に入る。今佐という会社がやっているカレー店で、ここだけしかないらしい。

 この店には個人的に思い出がある。26年前、大学受験に来たときのことだ。大阪から新幹線に乗ったが、京都付近から名古屋あたりまで関ヶ原を中心とした雪で徐行。そのあと順調に東京まで走るかと思ったら、三島あたりから東京までまた雪が積もっていて、結局、2時間近く遅れた。だけど2時間はいかなかったので特急料金の払い戻しはなかった。

車内では弁当は手に入らず、東京駅に着いたときは腹ぺこ。東京駅の改札内には、当時、どうも気軽に入れそうな店は見あたらなかったし、泊めてもらう親戚が京王線方面だったのでとりあえず中央線に乗り換えて新宿へ。そして西口の地下街で見つけたのがこの店。

値段はそんなにしなかったが、やはり、「空腹は最大の調味料」効果だろうか、すごくおいしいカレーだったという記憶が残っている。なので、たまに(2、3年か、それ以上に1度ぐらいの割だが)新宿に来て昼飯時だと、ついこの店に入ってしまう。

今日、注文したのはオーソドックスなところでビーフカレー。ルーとライスとのあいだに仕切のあるお皿も昔と変わっていない。

ビーフカレーは450円。26年前だと300円台だったのではないかと思う。今日は、トッピングにポテトもプラスした。

このカレー屋が開店したのはいつかは分からない(同社のホームページにも記載なし)が、副都心駅前の地下街で人が多いとはいえ、競争も激しい場所で26年以上も続いているというのは、やはり美味しいからだろう。たまに食べても、もう飽きたという気持ちにはならないから。

 

そのあとコーヒー店でアイスコーヒーを飲むが、全然時間はある。時間つぶしに東京都庁まで歩いて45階の展望室に上ってみる。展望台は日曜や祝日でも開いている。都庁の建物は、角が2本伸びたような造りで、それぞれに展望室がある。北展望室と南展望室だが、両方とも上がってみる。だけど、どんよりとした曇りでは、眺めは全然良くない。写真は笹塚方面。

 そのあとは、駅ビルのルミネに入ったり、その中の本屋で立ち読みしたりして時間をつぶす。

 

映画は午後6時半頃終わり、南行徳に帰ってきてから居酒屋オンドリへ。

最初は焼き鳥で、メニューにある5種類(ねぎま、つくね、砂肝、レバ、手羽先)を1本ずつ。

焼き鳥5種類各1本に和風サラダを付けた焼き鳥セットというメニューもあるのだが、今日はおすすめメニューに食べたいものを見つけたので、焼き鳥セットにはしなかった。見つけた食べたいものというのが、うなぎの酢の物

 酢の物というから、もっと細かく刻んだうなぎとわかめなどの和え物が小鉢に入って出てくるのかと思ったら、上の写真のようなのでびっくり。蒲焼きかと思った。ちょっとだけ見えているが、うなぎの下に刻んだ胡瓜が敷かれている。上にちょこっと乗っかっているのはねりわさび。

そして、締めは夏限定メニューのトマトとバジルの冷製パスタ

アルコール類はビール中生2杯と小生1杯。