雨。
「花に嵐のたとえもあるぞ」…まあ、「月に群雲、花に風」。そして、今日は「花に雨」です。
ところが、「花に雨」でも、「花に風」でも、「ああ、散っていく…」とさびしく思う反面、風情のある情景を思い浮かべて、ニンマリしてしまうこともありますから、不思議なものです。
「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」というのとはちょっと違うけれども、気持ちは似通っていますね。
さて、この話はさておき、
今度のこれは、どちらにも解釈ができるというわけではなく、「困ったさん」になるしかないのですが…、今日、ベトナムから七人の新入生が成田に着きます。
成田から行徳の駅に着く頃はどうかな、お天道様がお顔を出してくれなくてもいいから、雨雲はちょっと脇に寄ってくれてくれないかな。迎えに行った学生達が、新入生に会えてから空港を出て、だいたい1時間半ほどで行徳に着きますから、まだ余裕はあるけれども、会えたという連絡はまだないので、そこがちょっと不安…。
そんなことを考えている間に、少し辺りが明るくなってきたような気がします。鳥の声も聞こえてきましたから、雨は止んでいるかもしれません。このままの状態を保ってくれよと願うばかりです。雨の日に、荷物を抱えて知らぬ町を歩くというのは、やはり辛いものがあります。
さて、行徳に到着してから、まず荷物を寮に持っていき、それから学校に来てもらい、諸注意をするいうことになります。なんと言いましても、ベトナムの男子生徒は、ベトナムでの習慣がなかなか変えられないのです。つまり、騒ぐのです。これは日本では大問題になります。日本の警察だってこういうつまらないことにかかずらわされるのは、全く大迷惑。税金を払っている一般市民も、警察の人にはもっと違うことで頑張っていただかなくてはならないので、大迷惑。
ところが、ベトナム人は何を言っても、「大丈夫」。大丈夫じゃないということがわからないのです。
これは日本だけでなく、ある程度の生活ができている国では、皆、同じようなものだと思うのですけれども。
この学校はスリランカとベトナムから来た学生がかなりの数を占めているのですが、ベトナムの学生は、特にその傾向があるのです。ただ、貯金ができないというのは共通のようです(もちろん、ご家庭の躾でしょう、できる学生もいますから。とはいえ、なんと言っても、少ないのです)。
アルバイトで得た金は、すべて使っていいものではないというのが、わからないのです。アルバイトをして、給料をもらった。うれしくてすぐにほしいものを買ってしまう。そして寮費を払わなければならない日が来ても、お金はありません。そのくせ、私はお金をたくさん持っているから、大丈夫と言う。
最初に聞いたときには、よく判らなかったのですが、結局は、日本での、「お金の価値」がわかっていないということだったのです。国では「10万円」は、若い人が、アルバイトで稼げる金ではなかった。だから、有頂天になってしまったのでしょう。
「10万円なんて、日本では、地道に暮らしていても、あっと言う間になくなってしまいますよ」。これは、在校生には言うに及ばず、新入生にも、口を酸っぱくして言っておかなくてはならないことなのでしょう。
日々是好日
「花に嵐のたとえもあるぞ」…まあ、「月に群雲、花に風」。そして、今日は「花に雨」です。
ところが、「花に雨」でも、「花に風」でも、「ああ、散っていく…」とさびしく思う反面、風情のある情景を思い浮かべて、ニンマリしてしまうこともありますから、不思議なものです。
「苦あれば楽あり、楽あれば苦あり」というのとはちょっと違うけれども、気持ちは似通っていますね。
さて、この話はさておき、
今度のこれは、どちらにも解釈ができるというわけではなく、「困ったさん」になるしかないのですが…、今日、ベトナムから七人の新入生が成田に着きます。
成田から行徳の駅に着く頃はどうかな、お天道様がお顔を出してくれなくてもいいから、雨雲はちょっと脇に寄ってくれてくれないかな。迎えに行った学生達が、新入生に会えてから空港を出て、だいたい1時間半ほどで行徳に着きますから、まだ余裕はあるけれども、会えたという連絡はまだないので、そこがちょっと不安…。
そんなことを考えている間に、少し辺りが明るくなってきたような気がします。鳥の声も聞こえてきましたから、雨は止んでいるかもしれません。このままの状態を保ってくれよと願うばかりです。雨の日に、荷物を抱えて知らぬ町を歩くというのは、やはり辛いものがあります。
さて、行徳に到着してから、まず荷物を寮に持っていき、それから学校に来てもらい、諸注意をするいうことになります。なんと言いましても、ベトナムの男子生徒は、ベトナムでの習慣がなかなか変えられないのです。つまり、騒ぐのです。これは日本では大問題になります。日本の警察だってこういうつまらないことにかかずらわされるのは、全く大迷惑。税金を払っている一般市民も、警察の人にはもっと違うことで頑張っていただかなくてはならないので、大迷惑。
ところが、ベトナム人は何を言っても、「大丈夫」。大丈夫じゃないということがわからないのです。
これは日本だけでなく、ある程度の生活ができている国では、皆、同じようなものだと思うのですけれども。
この学校はスリランカとベトナムから来た学生がかなりの数を占めているのですが、ベトナムの学生は、特にその傾向があるのです。ただ、貯金ができないというのは共通のようです(もちろん、ご家庭の躾でしょう、できる学生もいますから。とはいえ、なんと言っても、少ないのです)。
アルバイトで得た金は、すべて使っていいものではないというのが、わからないのです。アルバイトをして、給料をもらった。うれしくてすぐにほしいものを買ってしまう。そして寮費を払わなければならない日が来ても、お金はありません。そのくせ、私はお金をたくさん持っているから、大丈夫と言う。
最初に聞いたときには、よく判らなかったのですが、結局は、日本での、「お金の価値」がわかっていないということだったのです。国では「10万円」は、若い人が、アルバイトで稼げる金ではなかった。だから、有頂天になってしまったのでしょう。
「10万円なんて、日本では、地道に暮らしていても、あっと言う間になくなってしまいますよ」。これは、在校生には言うに及ばず、新入生にも、口を酸っぱくして言っておかなくてはならないことなのでしょう。
日々是好日