日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

スカイプでの面接。…悪いばかりじゃないようですね。今まではちょっと躊躇っていたのですが、これではよく判らないと思って…。

2020-02-07 08:44:20 | 日本語学校

晴れ。

学校の「ツバキ(椿)」の花は、あと2輪だけ。どうして今年はこんなに花がついたのだろうと驚かされてから、1か月以上は咲いていました…頑張ってくれたと言った方がいいのかな。それも終わりに近づき、さて、いよいよ「ジンチョウゲ(沈丁花)」の花が開いてもいい頃…と思ってみても、遅々として進まず…なかなか笑みを見せてくれません。

「『もう、いいかな』『まあだだよ』」と思わず、呟いてしまいました。「まあだだよ」だって。

「そうか、いつ咲こうと、『ジンチョウゲ』の勝手だものな」。もちろん、勝手でやっているのはなく、季節の流れをよく見極めてから、決めるのでしょうけれども。

さて、学校です。

今年の7月生としての、ネパールからの申し込みが、多く、それにびっくりしていたのですが(なにせ、昨年度は出なかったものですから)、別の面で、また、昨日驚かされてしまいました。…提携している学校は、もう一年様子を見ると言っていたのに…です。

一昨日に続き、昨日もスカイプで面接をしました。が、どうも、最初から気にくわなかったのです。どこか嫌な感じを受けるのです。はっきりとは言えませんが。

一昨日の場合は、確かめるために、「ひらがなを書いてみて」と通知外のことをしてもらう気になれました…1回目はたいてい、会うだけで終わる場合が多いのです。向こうもこちらの考え方がわかりませんから、「人(留学生)がいるだろう、誰でもいいだろう」みたいな所も少なくないのです。ところが、昨日は「無駄だな」という感じだったのです。最初から。

女子、3人の面接だったのですが、3人とも「N5」には合格しているという話だったのに、どうも肝心の所ができていない。途中から、眉を顰めてしまい、ムムムという感じになってしまいました。3人目で、こちらも気づいて、1人のスタッフが、「今、『みんなの日本語』15課だとすると、試験を受けた時は?」。答えは「5課」…「出たあ」ですね。

もう随分前のことになりますが、ベトナムからの学生を入れ始めた頃のことです。申し込んできた1人の大卒の女子と会いました。連れてきた男子も大して日本語が上手というわけではありませんでしたし、彼女は、それこそできません。それもそのはず、まだ『みんなの日本語』5課レベルだったのですから(今回と同じです)。

こちらが、「まだ無理から、『N5』に合格してからね」と言うと、「明日、『N5』の試験がある」と言う。「まだ5課までしか勉強していないのに、試験を受けるのか」と訊くと、「絶対に合格出来るから、心配ない」と言う。こちらの方が混乱してしましました。…「5課」で、合格する?絶対に合格出来る????

当然のことながら、「『みんなの日本語(Ⅰ)』程度は、勉強してから受けなければ、話にならない」ということで断ったのですが、断った時の彼女の態度の無礼だったこと。こんなんだから、「5課」程度で、合格できるなんて言うんだと思ったものでしたが。

ついでに、今いるベトナム人学生の名誉のために申し上げておくと、今はそんなことはありません。ちゃんと『みんなの日本語(Ⅰ)』を終わってから試験を受けさせてくれる学校と提携することができています。

で、ネパールの話です。この3人については、「まだ無理だから、きちんと『みんなの日本語(Ⅰ)』を勉強してから連絡するように」と言って、断ったのですが。その後のことです。試験を実施した会社に、合否を確認してもらうと、3人のうち、2人は合格していなかったのです。唖然。そうか、平気で言えるんだ…向こう側の学校も。

今いるネパールの学生達が皆、よく勉強するので、うっかりしていたのですが、最初にネパールに面接に行った時も、中には、ああいう感じの人たちを連れてくる「業者」がいました。とても教師に見えなかったので、訊いてみると「紹介」しただけで、彼等が教えているわけではなかった。

で、きちんと自分たちが教えているという所を探し、そういう人たちにこちらの考え方・教え方を理解してもらい、いい学生を紹介してもらえるようになるには、一つ所を除いて、やはり2度は会わなければなりませんでした。

一度目の時には、たいていの人が、「(どんな人であろうと)誰でも入れるだろう、人が欲しいだろう」めいた感じで連れてくるのです。はっきりと断れば、そういう「トランク一杯」の学校とは違うということが判るらしく、次ぎに連絡があった時には、きちんとした人を連れてきますし、それができないところは、2度と連絡が来ません。なにせ、これはと思えば、(こちらの)面接時間は一人でも、どんどん長くしますし(相手を理解したいですから)、論外だなと思えば、もう何も訊きません。間に立っている人がペラペラ適当にしゃべっているだけですもの。

で、また、今日もスカイプでの面接です。ある意味、これもいいのかもしれません。これで適当に篩をかけて、これはと思った人たちと、次には現地で会って確認する。その方が無駄がなくていいのかもしれません。

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