「連休明け」。

　早朝、空は薄いベールに覆われていました。それが日が昇ったと思われる頃から、青空が顔を出し、今では爽やかな青空になっています。

　埼玉県の友人宅に身を寄せている内モンゴルの学生たちは、八時十分ごろ学校にやってきました。連休前の登校時に、ラッシュに出くわし、もみくちゃにされて、参ってしまったのでしょう。多分、今日、彼らが家を出たのは七時頃のはず。

　とはいえ、日本では六時前に家を出るという人たちも少なくはないのです。ただ、こういうのんびりした人たちが、「毎朝、すさまじい通勤ラッシュの中を、泳ぐようにして登校し、それから学校で勉強をし、それが終わってからアルバイトもし、しかも宿題もし」となると、どこまでついて行けますやら、少々不安にもなるのですが。他の学生たちは、ほとんどこの近辺に住んでいますので、朝、九時始まりの場合は、八時五十分に起きても走れば間に合うというのに。まあ、私たちにできることは、できるだけこの近辺に越してくるように勧めることぐらいなのですが。

　さて、なかなか許可が下りなかったインド人の学生が、どうにか無事に入国でき、学校にやってきました。（国で）待っている間に、すっかり「ひらがな」も「カタカナ」も忘れてしまったようです。担任の先生に叱られて、残されていましたから。これからしばらくの間は、昼ご飯持参で午後も学校に残って、勉強しなくてはならなくなりそうです。運のいいことに、ちょうどネパール人の学生が来てくれて、通訳してくれましたから、きっと彼らにわかったことでしょう。

　「初級」クラスは随分賑やかになりました。

日々是好日