ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

田舎暮らし断想~ロケーション

2011年03月29日 04時43分35秒 | 田舎暮らし
飛鳥時代の都や役所のあったところに行くと不思議な気持ちになる。
それはたいてい田舎にあるから。
周りを山で囲まれた平地。
海のそばでもなく大きな川のそばでもなく、小さな川のそばのあまり魅力的ではないところ。
そんなところに好んで都や役所を作る飛鳥時代の人間の気持ちが奇妙に感じられるから。
田舎暮らしの人だったら・・・
海が好きな人なら、海に面した所、あるいは海を一望できる所を、
里が好きな人だったらすぐ裏が里山で小川や沢が流れているところを。
山が好きな人だったら森の中や近くに山なみが望める見晴らしのいいところを。
たいていの人は選ぶだろう。
しかし・・・
ロケーションのいいところは危険なところでもある。
海のそばなら津波が・・・
海を一望できるところなら強風が・・・
川のそばなら洪水が・・・
山のそばなら地滑りが・・・
万葉時代の都や役所の立地はロケーションよりもこのような危険な所を避けていることがわかる。
万葉時代だけではない、今でも漁村に行くと見晴らしのいいところよりも山陰に家を建てて強風を避けているところが多い。
田舎暮らし派の人も住むならまず安全を考える必要がある。
決める前に役場に行って相談してみよう。そこが危険地帯で無いかどうかということを。
過去に災害が起きたところはやっぱり避けたほうがよいだろう。
と言うのも今住んでるところは実は危険地帯として要注意の土地だったのだ。
そして入居して、確か3年目だったかな、沢があふれて床下浸水した。
海や沢や小川のそばというのは田舎暮らしの人には魅力的だけど、このように危険と隣り合わせでもあるのだ。
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