ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

3リットルパック

2010年03月09日 17時03分37秒 | 酒の話
朝から雪!
そして霙、
今は雨。
暖かい日の後の寒波はこたえる。
こんな日はやっぱり酒でも呑んで早く寝るほかない。
最も酒を呑むのは毎晩のことだけど・・・

最近3リットルの紙パック入りの酒をよく呑む。
あの安さがいい。
あの重さがいい。
片手で持つとズシリと来るあのズシリ感が嬉しい。
うんうん、これなら少々飲んでも減らないだろう。
そこでぐいぐい飲む。
飲んでも外からは見えないのでかまわず飲む。
きっとパックの中では着実に減っているのだろう、でも少しもそれを感じさせない。
その奥ゆかしさがいい。
「いいよ、かまわないよ、どんどん呑んでね」

その点、瓶ならこんなわけにはいかない。
悔しいことに飲んだら飲んだだけ着実に減っていくのが外からわかる。
それで最初はいっぱい、ぐい呑みに注いでも、
しだいしだいにその量が少なくなる。
「あのねぇ、そんなに呑んでいいの?もうこれだけしか残ってないんだよ」

リットルという単位もいい。
酒は升や合の単位で飲むもの。
それなのにリットル!
これじゃ麦茶だね。
というわけで麦茶感覚でぐいぐい飲める。

そして残り少なくなり、そしてなくなる。
なくなっても瓶だと重さだけは残る。
その重さが実にむなしい。
そして空瓶をつくづく見て、生前はこれにいっぱい酒が満たされてたんだねぇ、と在りし日の元気な姿を思い浮かべる。

その点、紙パックだと空になるとかえって元気が良くなる。
今までは薄い紙で精一杯その重さを支えていた。
それがやっとその重労働から開放されて本来の紙に戻ったのだ。
瓶だったら「さようなら」と別れを惜しみたいところだけど、紙に言ってもしょうがない。
えっ、もうなくなったの?この根性なしめ!
と、思いっきり足で踏みつける。
そして屑箱に捨てる。
捨ててもたいしてやましさを感じることはない。

でも瓶だとそういうわけには行かない。
瓶は昔から酒屋さんにもっていくものだと決まっている。
昔は1升瓶が10円だった。
でも今では3円!
これじゃ面倒くさくてわざわざ持って行く気にもなれない。
というわけでついつい倉庫に瓶がたまっていく。
この酒のなきがらを見るのは実にむなしい。
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