オーナーをしている桃の木の摘果に隣の町まで行ってきた。
先月だったか、いっぱい摘蕾したのに、さらにそれ以上に実がいっぱいなっていた。
今年はとっても実つきがいい。
でもあんまりいいのも困りもの、摘果が大変だから。
でも全然実がならないよりもずっといい。
ここは辛抱して、こつこつ、しこしこ、摘果をしてきた。
去年はとってもいい実がとれた。
この分では今年もきっと大豊作!
秋には桃がいっぱい楽しめそう。
ところで我が家の桃はというと、これが毎年どうしようもない、まったく甲斐性がない桃なのだ。
田舎暮らしを始めてすぐに2本植えたのでもうきっと17年たつ。
所がまともに実がなったことは1度もない。
そして去年そのうちの1本はとうとう枯れてしまった。
残りの1本は実は何とかなるけど、しわしわの小さな実。
そのうちみんな落ちてしまう。
でもその中で3個ほど真面目に生ってる実があった。
これ、このまま大きく生るだろうか?生ってほしい!
でも・・・まあ・・・確かに・・・今までずっとほったらかしだったので、実がならなくてもあんまり文句は言えないけど・・・
でも、3年前からだったか、桃のオーナーになってから、習ったことをそのままここで我が家の桃に復習している。
もうそろそろ真面目に生ってもいいころ。
ところが生らないどころか、1本はとうとう去年枯れてしまった。
変に手をかけないでそのままほったらかしにしてたら、あるいは今も生きていたかもしれないな、と思いつつも、
まあしやぁ~ないか!これも寿命。
あの桃の木はきっとこの農園に縁がなかったんだよ。
そう思うことにしよう。
でもまあそんなことはおいといて、でもまだ桃源郷の夢を忘れてはいない。
たまたまここに迷い込んできた人は桃と水仙を見てすっかり桃源郷に迷い込んだのだと錯覚する。
そんな空間を作りたい。
たくさん咲いた桃の下には水仙がいっぱい咲き誇っている・・・そんな桃源郷の夢を。
ここは集落の一番奥、この農園に用がある人以外、まず迷い込むことはない。
でもたまたま迷い込んだ時、それも春真っ盛りに迷い込んだ時、
きっときっと思う、ここは桃源郷だ!と。
そんな空間を作りたかった。
でもその第一歩、桃づくりで早くも挫折してしまった。
でもまだあきらめてはいない、桃を増やしてここを桃源郷にすることに。