ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

世界はなぜ「ある」のか?

2014年04月30日 02時03分13秒 | 本の中から
世界はなぜ「ある」のか?・・・
と言う本を読んでいる。
たまたま図書館の新刊書コーナーで見て興味を引かれて借りたのだ。
この題に惹かれて思わず借りてしまった。
哲学の本なので、わかり易く書いてるとはいえ、ちょっと読んでは考える。
それでページは進まない。

世界はなぜ「ある」のか?
このテーマに答えを出せる人がいるのだうか?
この宇宙の始まりは「無」だったという。
「無」から「有」が生まれる?!
でもこれってまったく信じられない。
どうして絶対的な無が物を生み出すことが出来るのだろう?
ここで西洋思想はしばしば「神」という便利な言葉を使う。
神が無から宇宙を創ったのだと。
そう聞くと、やっぱり思う、じゃ誰が「神」を創ったの?
それに「神」がいたらそれは絶対的な「無」じゃないじゃない?!
そこでよくわからない「神」を排除して、宇宙の始まりビックバンより前のことを考えると、
・・・そこは絶対的な無だったの?!
絶対的な無は存在したの?
・・・どうにも納得できない。
そこにあったのは仏教的な考え「空」(相対的な無)だったのではないだろうか?・・・と。
確かに「無」とは時空があってはじめていえること。
それでビックバン以前は時空がなかったので「無」さえもなかった、といえるかもしれない。
でもやっぱり、「無」さえもない時を想像することはできない。

世界はなぜ「ある」のか?
このテーマに答えを出せる人がいるのだうか?
というよりも、このテーマそのものが馬鹿げたことではないのだろうか?
「あるからある」これでどうしていけない?
この本、まだ半分しか読んでいないけど、全部読み終えてもきっと結論は出ないだろう。

でも・・・これを自分に置き換えて、自分はなぜ「ある」のか?・・・
と考えると、さらに結論は出ない。
どうしてこの宇宙に生まれてきたのか?
別に生まれてこなくてよかったのではないだろうか?
いったい何をしにこの宇宙に生まれてきたのか?
・・・なんて考えると、自分の中でもまだ結論は出ないし、きっと一生でないだろう。
コメント (2)
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