黄砂

外はどんより晴れている。
こんなのを黄砂晴れとでもいうのか・・・
日本は何１００年、あるいは何千年、この中国の黄砂に迷惑を込むっている。
今中国では日本の食料品だけでなく工業製品にまで風評被害が起きている。
そっりは風評被害、こっちは実害を蒙むってるんだぞ、中国の汚染された黄砂で。
がたがたいうな！
・・・と言いたい所だけど、風評被害ある程度仕方ないところもある。
福島という地名はほとんど外国では知られていないだろうから、日本が危ないと思うだろう。
宮崎で口蹄疫が起きたとき、北部九州の牛も白い眼でみられてた。
宮崎と北部九州ではずいぶん離れているけど土地勘の無い人は同じ九州なので怪しいなぁ、と思っただろう。
韓国で口蹄疫が発生すると韓国の１地方ではなく韓国みな怪しく思えてくる。
風評被害には地道な説得と時間しかないのだろうな。
日本はこれからもまだまだ厳しいけど、まあ地道に行くほか無いだろう。
この際ゆっくりのこれからの日本のあり方を考えるよいチャンスかもしれない。

ビンラディン殺害

ビンラディン殺される。
９．１１の生々しい非現実的なテレビの画面を思い出す。
テロをした側から見たらあれは英雄的な行為だっただろう。
しかしやっぱり間違っている。

ではビンラディンは悪くて
原爆で何十万という人間を殺したアメリカの大統領トルーマンは正しいことをしたのか？
ビンラディンは殺された。
しかしもしトルーマンが殺されたらアメリカ人はどう思っただろう？
殺した側と殺された側ではまったく違って見える。

いつも一方の立場だけでなく両方の立場で見なければいけない。
あのテロの犠牲者の立場で、
今度殺されたビンラディンの立場で、
死刑囚に殺された被害者やその家族の立場で、
死刑で殺される死刑囚やその家族の立場で、
いろんな立場に立って考えてみよう。
そしてどうして人を殺してはいけないのか？
と考えて自問自答してみよう。

人を殺すのは悪いことだ、
・・・では正当防衛で人を殺すのも悪いことか？
・・・死刑執行人は悪いことをしているのか？
・・・死刑囚を殺してはいけないのか？
殺された家族の悲しみを考えてみろ。
・・・では家族の無い人なら殺してもいいのか？
～このようにいろんなケースを自問自答していくとしだいに人を殺してはいけないと言う理由が見つからなくなってくる。

今度は逆に人を殺すのはよいことか？
と考えてみる。
正当防衛で人を殺した人はよいことをしたのだろうか？
すると「しかたがなかった」という答えしか返ってこないだろう・・・
テロで人を殺すのはよいことか？
死刑囚を殺すのはよいことか？
戦争で人を殺すのはよいことか？

このようにいろんな立場で考えてみる。
何度も何度も考えてみる。
そしてやっぱり人を殺すのは悪いことだと言う自分なりの答えを持とう。

ビンラディンが殺された報復が心配だ。
殺しの連鎖でなく、人を殺すのはやっぱり悪いことだという原点に立とう。