ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

郷に入れば郷に従え

2008年03月10日 05時00分30秒 | 田舎暮らし
郷に入れば郷に従えとは田舎でよく聞く言葉。
自分たちのやり方に従えないものは来てもらわなくてもいい。
・・・この考えが田舎をとても狭いものにしている。

逆の立場になって考えてほしい。
田舎の人が都会に行ったとき同じようなことを言われただろうか?
都会は誰でも受け入れる。
ところがどうして同じように田舎の人は都会の人を受け入れようとしないのか?
自治会費だけは取りに来るけど、回覧板もまわって来ないし、祭りなどの誘いも一切ない、なんて田舎暮らし派の人から良く聞く。
郷に入れば郷に従えどころか、郷に入るころさえも拒絶している。
こんな狭い了見が田舎をとても窮屈なものにしている。

変な人に入ってきてもらってきては困る、というのは田舎の考え。
都会では変な人でも誰でも受け入れる。こうして田舎ではますます人が減り、学校の統廃合はすすみ、病院も店も少なくなり暮らしにくくなってくる。自治会費や祭りの金、宮などの修理費などたいてい頭割りなのでますます値上がりする。

どうか5年後10年後20年後のことを考えてほしい。
車に乗れなくなったらどうして暮らしていくのだろうか?
都会の人は必ずしも田舎に来る必要はない。
でも田舎の人は来てもらわないと困るのだ。
このままではじり貧になるばかりだから。
どうか変な人でも受け入れることが出来る度量を持ってほしい。
たとえ村の行事に一切出ようとしない人でも、自治会費さえ払ってくれればよしとしよう。
画一的な村なんてちっとも面白くない。いろんな人がいるほうがずっと楽しいじゃないか。
コメント (4)
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