ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

テレビの撮影の事など

2005年05月17日 06時19分35秒 | ニュースの中から
この数日すっかり非日常の生活を送っている。
ある田舎暮らし系のテレビの撮影ですっかりくたくた!
昨日も一昨日も朝から夜の10時まで撮影。
ディレクターやカメラマンも大変だね。
大変な仕事は下請けにやらせてテレビ局の人間はその上前で暮らしていく、
これは建築業界やコンピュータ業界ややくざ業界(?)と同じか。

しかし、いったい非日常の生活ばかり撮ってどうするんだろうね。
「もっと、明るく、明るく、明るく!」
と、言われるとだんだん、暗く暗く暗くなっていく。
~田舎暮らしは楽しいことばかりじゃないんだよ~
「もっと、楽しく、元気よく!」
といわれると逆に顔はこわばり、すっかり意気消沈してしまう。
~いつも笑いながら虫を殺している人がいたら、その人どこかおかしいよ~

この撮影が決まった時、もしこれがきっかけとなって、テレビタレントにスカウトされたらどうしよう?
この農園はどうなるのだろう、山羊やニワトリ達はどうなるのだろう? と、本気で心配しないでもなかったけどどうやらその心配だけはなさそうだ。
つくづくタレントの素質がないことがわかったからだ。
ディレクターもほとほと愛想がつきたらしく、最後には家内ばかり映し出した。
でもまだ油断はできない。こんどはモデルとしてスカウトされないとも限らない。
そして2~3ヵ月後にはクボタやイセキのコマーシャルにでてるなんて・・・まっ、そんなことはないか。

近くで合鴨農法をやってる人がテレビで紹介された事がある。
その人がしみじみいった。「やっぱり、これからは地道にやっていこう・・・」
そう、テレビって虚像の世界なんだよね。
そこに映るのは都会人の見た田舎の生活であって、田舎人の見た田舎の生活ではないんだよね。
そう、地道に地道に地道に・・・清く正しくみみっちく・・・
早く心を入れ替えてもとのみみっちい生活にもどらなきゃ。
そういえがこんどの日曜は地域の掃除の日。 やっぱりこんなことやってるのが一番いい。

来月テレビに映るそうだけど、あまり見たくない。
コメント (6)
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