15日は久しぶりに東京・府中の東京競馬場へ出かけた。秋競馬の重賞シりーズに入ってから行きたい、と思いながら、スケジュールが重なり、足が向かなかった。台風一過のような秋晴れのなか、行楽シーズンでいやに混雑する南武線の乗って、府中本町に降りると、いつになく競馬場へ向かう人の列が少ない。京都競馬場でエイザベス女王杯があるので、東京競馬場はいわゆる駄馬戦の並みのレースしか組まれていないためで、午前9時半過ぎに着いたにも拘わらず、ゴール上の比較的見やすい場所で席を確保できた。
席に着くと丁度、第1レースの出走馬が馬場に入場するところで、返し馬の状態を見たが、よくわからないので馬券を買うのを見送った。で、第2レースから始めることとして、パドックに行って、出走馬を順番に眺めたが、しばらく遠ざかっていたせいか、あまりインスピレーションが湧いてこない。それでも軸馬を決めて、3点の馬連投票券をも購入したが、見事に外れてしまった。最初のレースで外れるとその日は終日ペケとなることが多いが、終わってからそう思うのであって、その時はなかなかそうは思えず、思いは次のレースに向かっている。
それでも第4レースの障害で、平馬の成績のいい初出走の馬に着目し、2番人気の馬との1点買いで、1410円の馬券をとり、一息ついた。レースを見ていて、先行する馬の2、3番手につけ、ゴール前で2頭が競り合ってなだれ込んだが、気持ちよくレースを見られた。
午後の最初のレースは新馬戦で、パドックでどうもこれという馬が見当たらないので、馬券を買うのを諦めて、買うならこの馬と3頭決めて、レースに臨んだら、当たらなかった。買わずに正解だったわけで、長く競馬場へ来ているが、馬券を一枚も買わずにレースに臨んだのは初めてのことだ。たまたま、2レース続けて新馬戦があり、とても馬を見て判断するだけの自信がなかっただけのことだが、競馬場でこうした冷静さを発揮できるようになったことは我ながら素晴らしいことだった。
第7レースで軸に決めた馬から3点買うことにしたが、そのうちの1点の馬との馬番連勝より、枠番連勝馬券のが配当がいいのがあったので、それを買ったら、その枠連馬券が的中した。喜んで、配当のアナウンスを聞いたら、やはり馬番連勝馬券の配当のが良かった。ファンはそうしたところをよく見ていて、同じように思うファンがいて、買いに走るのか、最後は妥当な結果となるようだ。
パドックの正面にあるオッズボードを見ていたら、1着から3着までの馬を順番に当てる3連単馬券の売り上げが圧倒的に高くて、競馬がますます射幸的なものになりつつあることを知って驚いた。かつては3連単馬券の売り上げは馬番馬券のそれよりもちょっと多いだけだったのが、いまや全体の半分は3連単馬券の売り上げとなっている。中央競馬会としては売上が保たれればいいのだろうが、競馬を愛するファンを増やすうえでは必ずしもいいことではないように思われる。競馬が段々、宝くじ的な偶然の要素の多いギャンブルになっていくようでは衰退の方向を歩むだけではなかろうか。
京都競馬場でのエリザベス女王杯は11番人気と人気薄のクイーンスプマンテが逃げ切り、2着にも12番人気とこれも人気薄の逃げ馬のテイエムプリキュアが入り、馬連で10万2030円という超大穴配当となった。2頭とも長距離レースを逃げ切ったことはあるが、いずれも軽量の負担重量に恵まれたもので、まさかワンツーフィニッシュで決まるとは考えられなかった。後続の馬が一番人気のブエナビスタの追い込みの足を警戒して、逃げ馬を負わなかったことが番狂わせとなった。初めて顔を合わせる大レースではよくあることでもある。テイエムプリキュアは調教タイムがよくて目をつけてはいたが、クイーンスプマンテとの行った行った馬券までは考えられなかった。競馬はまさか、っということが起きることがあり、楽しい。
もちろん、そんな馬券は外し、この日はちょっとマイナスで終えた。あとで考えれば体調もよくなかったなかで、善戦ともいえる結果だったが、達人の領域ともいえる第5レースを見送ったという冷静さを発揮できたことが最大の収穫だった。
席に着くと丁度、第1レースの出走馬が馬場に入場するところで、返し馬の状態を見たが、よくわからないので馬券を買うのを見送った。で、第2レースから始めることとして、パドックに行って、出走馬を順番に眺めたが、しばらく遠ざかっていたせいか、あまりインスピレーションが湧いてこない。それでも軸馬を決めて、3点の馬連投票券をも購入したが、見事に外れてしまった。最初のレースで外れるとその日は終日ペケとなることが多いが、終わってからそう思うのであって、その時はなかなかそうは思えず、思いは次のレースに向かっている。
それでも第4レースの障害で、平馬の成績のいい初出走の馬に着目し、2番人気の馬との1点買いで、1410円の馬券をとり、一息ついた。レースを見ていて、先行する馬の2、3番手につけ、ゴール前で2頭が競り合ってなだれ込んだが、気持ちよくレースを見られた。
午後の最初のレースは新馬戦で、パドックでどうもこれという馬が見当たらないので、馬券を買うのを諦めて、買うならこの馬と3頭決めて、レースに臨んだら、当たらなかった。買わずに正解だったわけで、長く競馬場へ来ているが、馬券を一枚も買わずにレースに臨んだのは初めてのことだ。たまたま、2レース続けて新馬戦があり、とても馬を見て判断するだけの自信がなかっただけのことだが、競馬場でこうした冷静さを発揮できるようになったことは我ながら素晴らしいことだった。
第7レースで軸に決めた馬から3点買うことにしたが、そのうちの1点の馬との馬番連勝より、枠番連勝馬券のが配当がいいのがあったので、それを買ったら、その枠連馬券が的中した。喜んで、配当のアナウンスを聞いたら、やはり馬番連勝馬券の配当のが良かった。ファンはそうしたところをよく見ていて、同じように思うファンがいて、買いに走るのか、最後は妥当な結果となるようだ。
パドックの正面にあるオッズボードを見ていたら、1着から3着までの馬を順番に当てる3連単馬券の売り上げが圧倒的に高くて、競馬がますます射幸的なものになりつつあることを知って驚いた。かつては3連単馬券の売り上げは馬番馬券のそれよりもちょっと多いだけだったのが、いまや全体の半分は3連単馬券の売り上げとなっている。中央競馬会としては売上が保たれればいいのだろうが、競馬を愛するファンを増やすうえでは必ずしもいいことではないように思われる。競馬が段々、宝くじ的な偶然の要素の多いギャンブルになっていくようでは衰退の方向を歩むだけではなかろうか。
京都競馬場でのエリザベス女王杯は11番人気と人気薄のクイーンスプマンテが逃げ切り、2着にも12番人気とこれも人気薄の逃げ馬のテイエムプリキュアが入り、馬連で10万2030円という超大穴配当となった。2頭とも長距離レースを逃げ切ったことはあるが、いずれも軽量の負担重量に恵まれたもので、まさかワンツーフィニッシュで決まるとは考えられなかった。後続の馬が一番人気のブエナビスタの追い込みの足を警戒して、逃げ馬を負わなかったことが番狂わせとなった。初めて顔を合わせる大レースではよくあることでもある。テイエムプリキュアは調教タイムがよくて目をつけてはいたが、クイーンスプマンテとの行った行った馬券までは考えられなかった。競馬はまさか、っということが起きることがあり、楽しい。
もちろん、そんな馬券は外し、この日はちょっとマイナスで終えた。あとで考えれば体調もよくなかったなかで、善戦ともいえる結果だったが、達人の領域ともいえる第5レースを見送ったという冷静さを発揮できたことが最大の収穫だった。