鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

新たなスーパーマン映画の「ハンコック」

2008-09-15 | Weblog
 14日はウイル・スミス主演の「ハンコック」を観賞した。3週間くらい前に主演のウイル・スミスとシャリ-ズ・セロンがテレビに出演してPRしていた時に思わせぶりな結末を語っていたのを見て、面白そうだと思ったのと、数カ月前から突如空に飛び上がる主人公が出てくる映画の予告篇を見て、新たなスーパーマン映画かな、と思っていた。公開3週目に入って、さすがに休日とはいえ、開演前20分でも楽々に席を確保でき、やや賞味期限切れを思わせた。
 「ハンコック」はいきなり高速道路を暴走するギャング団をパトカーが追いかけるシーンから始まる。そこへ空からふって湧いてきたウイル・スミス扮するハンコックが現れ、ギャング団の座席に座り、大人しくなるよう呼びかける。が、ギャングは拳銃を放ち、聞こうともしない。怒ったハンコックは車を持ち上げて空に放り投げ、ビルに上の鉄塔に突き刺さってしまう。次いで、渋滞の車が踏切にさしかかり、危なく列車に挽き殺されそうになった男の車を他の車の上にぶん投げてしまう。被害に遭った者がハンコックを取り囲んで糾弾するが、命を救われたPR会社の社長が「とにかく命が助かったのだから」と取り成して治まる。
 PR会社の社長はお礼にとハンコックを夕食に誘い、お礼にとハンコックのPRマーケティングを申し出る。人命救助しても乱暴なやり方で鼻つまみとなっているハンコックもなんとかしないと思うものの、その方法がわからず、男の言うことを受け入れ、いままでの不行績を詫びて、刑に服する。懲役となり、刑務所に放り込まれ、いずれ警察から出動の要請がくるはずと我慢してその時期を待つ。
 なかなかその機会が訪れず、作戦は失敗したか、と思った瞬間に銀行強盗が現れ、警察署長からハンコックにお呼びがかかる。髭も剃って、制服に身を固めたハンコックは颯爽と登場し、見事悪漢を退治し、人質を救出し、拍手喝采を浴びる。作戦が見事に決まり、人々から祝福を受けるが、シャリーズ・セロン扮するPR会社の社長の奥さんにキッスをしよう、としたところ部屋を飛び出して車に叩きつけられる。実は奥さんもハンコックと同じ異星人で、しかもハンコックの元妻で同じような能力を持っていることが判明する。
 お互いの過去をばらさないようにするが、ハンコックを恨むギャングが脱獄してハンコックのもとへ復讐に来て、2人とも瀕死の重傷を負い、一旦は死ぬ。が、不死身のハンコックは生き返り、再び空へ舞い上がったところで幕となる。
 ハンコックの成り立ちがやや脆弱な点をのぞけば、新しいスーパーマン映画の誕生で、ウイル・スミスの魅力も出ている楽しい映画であった。最後の字幕を見ていたら、制作者2人の名前にウイル・スミスも出ていて、出演だけでなく制作にもかむようになって、ウイル・スミスが単なる演技派俳優ではないことをうかがわせた。続編の「ハンコックⅡ」ができてもいいのかな、と思った。
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