鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

産業展示会の意義を改めて思い知る

2008-09-06 | Weblog
 5日は東京・有明の東京ビッグサイトで開催されている「第66回東京インターナショナル ギフトショー2008秋」に出かけた。この春にかみさんと同じビジネスガイド社主催の「プレミアム・インセンティブショー」に架空の会社、フロンティア マネジメントの社長、執行役員ということで登録して入場したので、かみさんには招待状が送られてきたのだが、社長たる鈍想愚感子には来なかったので、再度登録したら、招待状が来て行けることとなった。業者対象の展示会なので、個人では入場できない仕組みとなっているのだ。
 朝11時頃に会場に到着し、西ホールのコンコースの登録所で入館証をもらい、西2ホールから入場した。社長と執行役員が何か商売のネタになるような商品をみつけよう、という格好で各ブースを物色していった。まず西2ホールの入ったところに宝飾品のコーナーがあり、直径8センチくらいのダイヤモンド状のガラスの置き物があるのを見つけた。以前に東急ハーベスト伊東の売店にあるのを買い求めたが、人にギフトとしてあげてしまったので、再度自宅用にと思っていたが、もう置いてなくて、いろいろ探していたがみつからなかったものだった。白と緑と青、それに橙のものを買い揃えた。
 次いで、東ホールでオーストリア人のクラウス・ベッシュ氏の発明したサウンド・ピクチャーを展示しているブースが目に入り、最終日で小売りもする、というので、多少安くしてもらって一点購入した。これもどこかで目にしていいな、と思っていたが、値段が高くて手が出なかった記憶がある。
 さらに東ホールでブリキなど金属でつくった猫や竜の置きものが目に入り、見ていると、ボード板を持った女性が寄ってきて、「1万円以上買っていただけると7掛けとなります」という。商品を仕入れにきた業者と見られたわけで、面白そうなものを選んで架空の会社の住所(といっても自宅であるが)まで送ってもらうように依頼した。
 これまで街中にあるバラエティショップをのぞいては何か面白そうなものはないか、と探していたが、ギフトショーに来れば大概のものは揃うし、街中のお店よりバラエティに富んでいる。
 このギフトショーは東京ビッグサイトの東1-6ホール、それに西1-4ホールの総面積8万6410平方mの全会場を使用する数少ない展示会のひとつ。出展社数は国内外あわせて2200社、出品点数300万点という化け物展示会。順番に各ブースを見て回る強制動線を敷いていて、何かないかと物色しようという来場者にはいいが、必要なところだけ見たい来場者には不親切な構成となっている。ただ、出展社には公平に来場者が訪れるので、評判がいいのだろう。ただ、展示会としては単に出展社を並べているだけで、主催者の意図はあまり感じられない。
 それでも出展社の出品する商品が魅力を形成している。ここまで大きくばれば、他の追随を許さないだろう。ただ、今回は海外からの出展社が多く目につき、国内の出展社とごっちゃになっているのが気になった。
 しかし、正直会場が馬鹿でかいだけに順番にブースを回っていると、疲れる。途中でかみさんが「足が痛い」といって一緒に回るのをギブアップしてしまった。午後3時過ぎには後片付けを始める出展社も出だして、閉幕の午後4時までにとうとう最後まで見終わることが出来なかった。最後まで会場にいたおかげで、ビジネスガイド社の芳賀久枝社長の通り一辺の閉会の挨拶を聞くことができた。
 展示会を純粋に一来場者の気分でじっくり回ったのは初めてのことで、産業展示会というものの意義を改めて思い知った。
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