吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2014年10月12日/〈福間・町歩き〉015・唐津街道畦町宿祭り

2014-10-12 03:38:18 | 福間・町歩き

写真①:「〈唐津街道〉・畦町宿跡」の町角に設置された灯篭の案内標識

     =福津市畦町で、2014年10月11日午後3時50分撮影


〈福間・町歩きスポット〉15

:唐津街道畦町宿祭り

  福津市畦町(あぜまち)にある「〈唐津街道〉・畦町宿場跡」で10月11日、第2回唐津街道畦町宿祭り(「唐津街道畦町宿保存会」主催)開催されました。2007年3月21日掲載した〈福間・町歩きスポット〉2で江戸時代に〈唐津街道〉の宿場町で商家が建ち並んで栄えたこの宿場跡を紹介しましたが、久しぶりに訪ねた町並みには灯篭の案内標識が設置されたり、絵本美術館がオープンするなどかなり整備が進んでいる様子です。

  浄土真宗のお寺・「菖蒲山護念寺」前を通りかかると、パレード中の「軍師官兵衛」福岡プロジェクト協議会のキャラクター「ふくおか官兵衛くん」が歓迎のポーズをとってくれました=写真②=。平成26年のNHK大河ドラマで放送中の「軍師官兵衛」にあやかり、福岡ゆかりの黒田官兵衛のPRと福岡の歴史資源情報を全国に発信、観光客の誘致や経済の活性化を図るキャンペーンで活躍の「官兵衛くん」でした。「護念寺」は岡山から来た黒田家家臣・中島半六が、戦乱の世を厭って出家し、江戸時代初期の慶長7年(1602年)に創建、初代住職になったといい、「官兵衛くん」が現れたのも納得です。

 

写真②:歓迎のポーズをとる「ふくおか官兵衛くん」(後ろは「菖蒲山護念寺」)

     =福津市畦町で、11日午前9時45分撮影(後ろは

   「護念寺」の斜め前に「あぜのまち絵本美術館」=写真③=の町家が建っています。軒先にある立て看板=写真④=が、かわいいです。

 

写真③「あぜのまち絵本美術館」の町家▽写真④:軒先にある立て看板

 「あぜのまち絵本美術館」の玄関土間から座敷に上がると、北九州市出身の童画家・田中時彦さんのノスタルジックな画風の作品が欄間のある和室に飾られていました=写真⑤=。田中さんは漫画家でもあり、北九州市漫画ミュージアム館長やイラストレーターとしても活躍され、日本玩具博物館のパンフレットや宗像市観光絵葉書などの作品が知られています。

 

写真⑤:和室に展示された田中時彦さんの童画作品

  次に、旅人が休息のため腰掛ける「番子(ばんこ)」のある町家・「清水醤油店」の前に差しかかると、「番子」の上に露店の商品が並べられていました=写真⑥=。店内の土間では、腰かけてぜんざいを召し上がっている観光客の姿も見られました

  

写真⑥:「番子」のある町家・「清水醤油店」

  「清水醤油店」の前にある「中村酒屋」=写真⑦=は、江戸時代・寛政の大火後に建てられ、杉玉を飾った小屋根が残っています。昔ながらの玄関潜り戸から土間に入ると、天井のない建物を支える大きな梁が目に付きました。

  

写真⑦:昔ながらの玄関潜り戸が残る「中村酒屋」

  「中村酒屋」から東へ行くと、家の外に張り出した防火用の壁・卯建(うだつ)が建つ町家・「小田牛乳所」=写真⑧=です。家の前で売られていた草餅(1個百円)を、土産に6個買いました。午前11時から当番した「津屋崎千軒 海とまちなみの会」の観光ボランティアガイド拠点・「貝寄せ館」(福津市津屋崎3丁目)で昼食時に食べ、おいしかったです。「畦町宿祭り」を重ね、〈唐津街道〉の町並みがさらに整備されるといいですね。

 

写真⑧:卯建が建つ町家・「小田牛乳所」前で売られていた草餅を買う人たち

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