写真①:ルネサンス風の瀟洒な2階建ての洋館・旧「伊藤博文邸」
=山口県光市束荷で、2011年10月27日午前10時45分撮影
〈光市・町歩き〉 3
:旧「伊藤博文邸」
旧「伊藤博文邸」=写真①=が、山口県光市にあるとは知りませんでした。市発行の観光ガイド「海とみどりのハーモニー ひかり」によると、初代内閣総理大臣・伊藤博文は天保12年(1841年)に旧大和町(現光市束荷)で生まれ、9歳で萩に移るまでこの地で幼年時代を過ごしました。
光市が整備した「伊藤公記念公園」にある旧「伊藤博文邸」は、同公が基本設計したルネサンス風の瀟洒な2階建ての洋館で、県指定有形文化財です。建物が完成したのは、伊藤公が明治42年に視察先の中国・ハルピン駅で狙撃されて69歳で他界した後でした。1階には、ゆかりの品々が展示されています=写真②=。
写真②:1階に展示された伊藤公ゆかりの品
=旧「伊藤博文邸」で、27日午10時50分撮影
1階の階段=写真③=から2階へ上がると、洋間=写真④=と和室=写真⑤=がありました。
写真③:1階の階段
=27日午10時45分撮影
写真④:2階の洋間 写真⑤:2階の和室
=写真④,⑤とも27日午10時50分撮影
旧「伊藤博文邸」前の「伊藤公記念公園」敷地には、博文公の銅像=写真⑥=が建っています。同邸の隣には、その生涯を遺品と影像で紹介する「伊藤公資料館」もありました。
写真⑥:伊藤博文公の銅像
=27日午10時45分撮影
面白かったのは、くり抜かれた伊藤博文公の肖像の顔に自分の顔を出して昭和38年発行の「千円札」の記念撮影ができる表示板が設けてあったことです=写真⑦=。
写真⑦:伊藤博文公の肖像の顔に自分の顔を入れて「千円札」の記念撮影ができる表示板
=27日午10時50分撮影
「伊藤公記念公園」の奥には、6歳まで過ごした博文公の生家=写真⑧=が復元してあり、見学できました。産湯に使った井戸や、子供のころ登って遊んだ柿の木の二世などもあり、幼少時をしのべるようになっています。
写真⑧:6歳まで過ごした伊藤博文公の生家
=27日午10時50分撮影
旧「伊藤博文邸」位置図
(終わり)