写真①:「津屋崎干潟」に今季初めて渡来したクロツラヘラサギ
=福津市津屋崎渡で、2011年10月30日午前8時撮影
福津市渡の「津屋崎干潟」(福岡県指定鳥獣保護区)に10月30日朝、冬鳥のクロツラヘラサギ(トキ科)が、今冬初めて渡来した姿を撮影しました=写真①=。
10年初渡来の11月11日朝(1羽確認)より12日早いです。それ以前の初渡来は09年が11月19日朝(3羽確認)、08年が11月15日朝(1羽確認)でした。
世界では、東アジアだけに約2,000羽しか生息しておらず、環境省が「絶滅危惧ⅠA類」に指定している貴重な野鳥。冬場の「津屋崎干潟」に渡来する野鳥のシンボル的存在です。10年、09年のシーズンとも1月までに計7羽が渡来しており、第二陣の飛来が期待されます。
この日渡来した1羽は、「津屋崎干潟」の浅瀬で、朝鮮半島付近からの長旅に耐えた翼の手入れをするかのように、長く大きなヘラ形の黒い嘴を伸ばして身繕いをしていました=写真②=。
写真②:長く大きなヘラ形の黒い嘴を伸ばして翼を繕うクロツラヘラサギ
=「津屋崎干潟」で、30日午前8時撮影