吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈行楽催事〉0618:戦時下のくらし展

2023-08-12 09:05:31 | 行楽催事

写真①:津屋崎千軒民俗館「藍の家」入口に立てられた戦時下のくらし展看板

   =福津市津屋崎4-14-20で、2023年8月11日撮影

福津市の「藍の家」で戦時下のくらし展が開催されています

古老8人の聞き書き証言や市内に残る戦時資料を展示

 福津市津屋崎4の津屋崎千軒民俗館「藍の家」(国登録有形文化財)1階座敷で、戦時下のくらし展=写真①=が、8月20日まで開かれています。昭和5年生まれで、太平洋戦争中は宗像郡津屋崎町(現福津市津屋崎)須多田で暮らしていた寺嶋一馬さん(93)ら市内在住の男女8人の聞き書き証言や、戦時中に使われた緑の二重ライン柄入りの「国民食器」、戦争の歴史年表など市内に残る資料を展示=写真②=しており、観覧無料。13日~15日は休館。

写真②:1階座敷に展示された福津市内に残る戦時下のくらし資料や聞き書き証言文の掲示

 証言や展示資料は、福津市が管理している「藍の家」の運営をしているボランティア団体・藍の家保存会の古閑由美代表(72)らが、旧津屋崎町史や津屋崎の古老からの聞き取り調査などでまとめました。

 寺嶋一馬さんの聞き書き証言では、津屋崎の九州国防訓練場の建設について「13歳で宗像中学校に入学、1年の二学期に学校からトラックに乗って津屋崎にきて松林で作業をした。松を切って訓練場を作る作業だった。訓練場になった時は、松が切られて平地になっていた」という。また、昭和15年津屋崎生まれの西地威(たけし)さん(83)の聞き書き証言では「5歳ごろ浜で遊んでいたら、永徳丸が海を流れてきた兵隊(頭がなかった)を引き上げて『漁はなかったけど、仏さんを積んできたから良かった』と言っていた。役場の人が三人来て、リヤカーで連れて行った。とても臭かった」と話されています。

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