吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2008年7月21日/〈日記〉257・雷山川岸のハマボウ群生地を探勝

2008-07-21 18:05:36 | 日記
写真①:淡い黄色の花をびっしり付けた〝ハマボウの並木〟(向こうに見えるのは「可也山」)
     =福岡県前原市の「雷山川」西岸で、2007年7月21日午後1時44分撮影

 21日、福岡県前原市の「雷山川」岸にある九州有数の〝ハマボウの並木〟=写真①=を観賞に、細君とドライブを楽しみました。

 7月14日から19日まで〈津屋崎千軒〉の江戸時代の古地図や明治から昭和までの古い町並みと「津屋崎祇園山笠」の写真展示会、東大教授を招いての町興し講演会を開催した「津屋崎千軒まちづくりフェア」の取り組みなどで、この2か月間できなかった「遠出の骨休め」のためです。

 それに、福津市津屋崎末広の市営「津屋崎浄化センター」前の黒石川沿いで、今年も見ごろになったハマボウ(アオイ科)の並木に比べ、県内でも有名な雷山川沿いにある〝本場のハマボウ並木〟を一度、観賞してみたい気持ちもありました。

 前原市の「雷山川」河口(別称「泉川」)の左岸に立って見渡すと、樹高3㍍前後の成木が、左岸と右岸(糸島郡志摩町)の堤防道路の川側に約1㌔もの並木となっており、直径5㌢の淡い黄色の花をびっしりと付けた様子=写真②=は壮観です。


写真②:見栄えも良い「雷山川」岸のハマボウの花
     =前原市の「雷山川」西岸で、21日午後1時44分撮影

 津屋崎の「黒石川」沿いにある並木は、「ハマボウの会」(山下夫=しずお=会長、約20人)の方たちが04年、種から育てた1~2年生の苗木をボランティアで同川東岸に延長150㍍にわたって植えたもので、まだ高さ1―2㍍に成長した程度です。花の付きも少なく、約7百株とされる「雷山川」両岸の自生群落の株数の多さと、成熟した花の美しさには脱帽せざるをえませんでした。川幅の広い「雷山川」がゆったりと流れ、その西側に秀麗な〝糸島富士〟・「可也山」(標高365㍍)がそびえる風景も優雅です。


写真③:両岸にハマボウが群生する「雷山川」
     =前原市で、21日午後1時42分撮影

 ハマボウは南方系植物で、神奈川県三浦半島が自生北限の落葉低木。かつては、津屋崎の浜辺にも多く自生していましたが、今では「黒石川」沿いに高さ約3㍍の自生樹2株が残るくらいです。「ハマボウの会」が植えた並木が高さ約3㍍に生育すれば、「雷山川」群生地のように見栄えがよくなると思われます。

雷山川河口・ハマボウ群落
     「前原市のハマボウ並木」位置図
        (ピンが立っている所)
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