吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈薩摩大使〉003・遠くへ行きたい=2013年1月29日

2013-01-30 09:58:47 | 薩摩大使

 

写真①:鹿児島県垂水市の森伊蔵酒造の名酒・「森伊蔵」のかめ壷焼酎づくり

     =2013年1月27日放送の日本テレビ番組・『遠くへ行きたい』から

 日本テレビ番組・『遠くへ行きたい』で

鹿児島の名酒「森伊蔵」の焼酎づくりが放送されました

 日本テレビ系列で1月27日(日曜)午前7時30分から全国放送された旅番組・『遠くへ行きたい 薩摩 阿藤快のいっこもん旅』で、鹿児島県垂水市の森伊蔵酒造の名酒・「森伊蔵」のかめ壷焼酎づくり=写真①=が放送されました。「なんだかなー」の口癖で親しまれている俳優の阿藤快さんが、リポーターを務めています。

  「薩摩大使」を委嘱されている私は、とくに薩摩の芋焼酎では、「森伊蔵」を一番と推薦しています。私がそれまで飲んだ芋焼酎と違って臭みもなく、まろやかな味で、実にうまい酒です。しかも、飲んだ夜は熟睡でき、他の酒とちゃんぽんで飲んでも悪酔いせず、寝覚めも爽やか。左党の私にとっても、いい事尽くめでした。

 その名酒づくりの秘密を探ろうと、読売新聞鹿児島支局長当時、森伊蔵酒造の代表取締役森覚志さん=写真②=を訪ね、取材しました。森さんは会社員を辞めて東京から帰郷し、家業を継いだものの、同酒造の焼酎は酒店で売れる知名度はなく、「それなら、お客さんが買いにくるような焼酎を造ろう」と一念発起した、と話しました。私はその心意気に感動し、平成6年(1994年)9月17日の読売新聞夕刊(西部本社版)コラム『ひまわり』に「こだわりの酒」という題で紹介しました。以後、「森伊蔵」ファンとなり、愛飲を続けています。

 

写真②:森伊蔵酒造の代表取締役森覚志さん(左)から注いでもらった「森伊蔵」を飲む阿藤快さん

     =1月27日放送の日本テレビ番組・『遠くへ行きたい』から

 吉村青春第一詩集『鵲声―津屋崎センゲン』に収めた「森伊蔵」=写真③=の詩を読んでいただければ、よそにはない焼酎づくりにトコトンこだわった森さんと、彼にエールを贈る左党詩人の想いを酌んでいただけると思います。

 

写真③:森伊蔵酒造の1.8㍑入り「森伊蔵」

     =拙宅で、2012年1月3日撮影

 ところで、「森伊蔵」の詩篇が生まれたのは、読売新聞山口総局長時代に部下の若い記者から「酒の飲み方を仕込まれました」と言われたのが、きっかけでした。この一言が、私の詩作のミューズになったのです。私が記者に「酒の飲み方を仕込んだ」という自覚はなかったのですが、記者に指摘されて、そういえば「本物の酒を一度でも飲んでおけば、ほかの酒を飲んだ時、いい酒かどうか分かるよ。絵画でもルノワール一やピカソなど一流の物を観賞しておけば、いい絵を判別できる」と話したことを思い出しました。

 「薩摩大使」事務局の鹿児島県企画部企画調整課に2006年1月、『鵲声―津屋崎センゲン』を謹呈したところ、政策推進班担当のSさんから「森伊蔵の詩はおもしろいですね。今の焼酎ブームは、いい焼酎造りをしてきた職人の方々の努力の賜とあらためて思うことでした」との感想が寄せられました。確かに、森さんの焼酎作りにこだわりがなければ、今日の入手しにくく、破格のプレミアが付く〝幻の焼酎〟「森伊蔵」の誕生はなかったでしょう。私には、芋焼酎・「森伊蔵」のまろやかな味が口に合っているようです。

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