写真①:「鉄製150ポンド砲」(旧薩摩藩が鹿児島沿岸に配備していた最大級の要塞砲を復元)
=鹿児島市吉野町の「仙巌園」で、2017年6月17日午後2時50分撮影
鹿児島1泊旅行記⑪
「明治日本の産業革命遺産」と「尚古集成館」
「仙巌園」の一角に、富国強兵を目指した旧薩摩藩の「鉄製150ポンド砲」=写真①=が展示されています。鹿児島沿岸に配備していた最大級の要塞砲を復元したものですが、鉄製の丸い弾(約68Kg)を約3Km飛ばす威力があるだけに迫力を感じます。
幕末、島津氏28代当主の島津斉彬は、製鉄や大砲、造船等の研究、製造を行う「集成館」を築きました。斉彬の死後、29代当主の島津忠義が慶応元年(1865年)に機械工場(現「尚古集成館本館」)=写真②=を建設。大正12年(1923年)からは島津家の歴史と近代化事業を紹介する博物館として公開されており、私も入館しました。旧「集成館」や旧機械工場を含む「明治日本の産業革命遺産」は平成27年、世界文化遺産に登録されています。
写真②:現在は博物館として公開されている「尚古集成館本館」(旧「集成館機械工場」
=17日午後3時55分撮影