写真①:〝 時の神様〟として猫がお祀りされている「猫神」
=鹿児島市吉野町の「仙巌園」で、2017年6月17日午後3時40分撮影
鹿児島1泊旅行記⑫
「猫神」と「鶴嶺神社」
「仙巌園」の一角にある「薩摩切子ギャラリーショップ」を観覧後、散策路を下ったところに「猫神」=写真①=という珍しいお社を見かけました。薩摩藩の朝鮮出兵の折、猫の目を時計代わりにしたことから、〝時の神様〟として猫をお祀りしているという。
「尚古集成館本館」近くにある「鶴嶺(つるがね)神社」=写真②=は、島津家歴代の当主と家族を祀る神社です。16代義久の三女で、亀寿姫(法名・持明院)も御祭神の一人。天正15年(1587年)、義久が豊臣秀吉に降伏、亀寿姫は秀吉のもとに送られ、その後、18代家久の夫人となります。寛永7年(1630年)に他界しましたが、美人で心優しい人柄だったと伝えられ、鹿児島の人たちに「じめさぁ」(持明院様)と呼ばれて慕われています。
「鶴嶺神社」にお参りすれば、身も心も美しい女性になれるといわれ、多くの女性が参拝するようになったという。猫好きの女性は、「猫神」参拝とともに「鶴嶺神社」のお参りがお薦めですね。
写真②:女性の参拝客に人気という「鶴嶺神社」
=17日午後2時50分撮影