吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0504:第114回有田陶器市

2017-04-30 12:14:05 | 行楽催事

 

写真①:〝掘り出し物〟を求めてメーンストリートを行き交う買物客

     =佐賀県有田町の「香蘭社」前で、2017年4月29日午前9時10分撮影

 「第114回有田陶器市」賑わっています

  ゴールデンウイーク初日の4月29日、初夏を思わせる陽気のもと、佐賀県有田町で「第114回有田陶器市」(5月5日まで)が開幕。早朝、〝掘り出し物〟を求めて二年ぶりに細君と陶器市会場へ。沿道の新緑がまぶしいメーンストリートは、買物客で賑わっていました=写真①=。

  有田町は、江戸時代から海上交易の港町で栄え、〈津屋崎千軒〉と称された福津市津屋崎の町並みと同じように、〈有田千軒〉と呼ばれる町並みが谷あいに形づくられました。このうち有田内山地区の町並み=写真②=は平成3年(1991年)、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定。江戸時代に設けられた上の番所(泉山)から、下の番所(岩谷川内)まで約2㌔にわたり、江戸・明治・大正・昭和の各時代を代表する町家が並んでいます。

  

写真②:白壁の町家が並ぶ国の「重伝建」に選定された町並み

     =有田町有田内山地区で、29日午前8時50分撮影

  有田町幸平にある「有田異人館」=写真③=は、有田の豪商・田代助作が明治9年(1876年)に陶磁器を買い付けに来た外国商人の宿泊・接待施設として建てた和洋折衷の木造2階建て建築物(佐賀県指定重要文化財)です。緑色の柱や家紋を入れた和紙を張った天井など、外観室内とも建築当時の姿を復原、保存修理する町教委の工事が終わり、平成29年4月から一般公開。有田内山の歴史的な遺産・景観などを町内外に発信、まちづくりの拠点的な施設「町並みセンター」として活用されています。螺旋階段を上がった2階の洋室は、ステンドグラス=写真④=や天井からつり下げられたシャンデリア=写真⑤=が、おしゃれな雰囲気を演出しています。

  

写真③:緑色の柱や白い漆喰壁など建築当時の姿に復原、保存修理された「有田異人館」

=有田町幸平1-2で、午前10時10分撮影

写真④:「有田異人館」2階のおしゃれな雰囲気を醸すステンドグラス

  

写真⑤:家紋入りの和紙を張った天井からつり下げられたシャンデリア

  「有田異人館」2階の窓ガラス越しに、道路向かいにある「深川製磁」が見えます=写真⑥=。

写真⑥:「有田異人館」2階の窓ガラス越しに見える「深川製磁」(左側の建物)

 

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