とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「なでしこジャパン」優勝おめでとう

2011-07-18 11:06:06 | スポーツ


今まで女子サッカーなんて、関心なかったのにワールドカップでドイツに勝ったあたりから俄然気になってきた。そして、スウェーデンに勝って決勝進出となれば、これは見ないわけにいかないと早起きしてテレビにかじりついた。

前半は、シュート数がアメリカの12に対して日本は5とアメリカが圧倒していた。かなり危ないシュートが多かったが、見事日本は守りきり0-0で終了。

そして、後半24分にアメリカが先制する。後半から出場したモーガンという選手の鋭いシュートにさすがアメリカのパワーは違うなと舌を巻いた。この選手は、その後も日本ゴールを脅かし心配だった。

しかし、1点先取されても日本は落ち着いていた。後半の35分に丸山がシュートした球の処理をもたついたところを宮間が拾ってシュートする。いいところに宮間がいたものである。残り時間が少なくなって、あきらめムードになりかけた頃のこの同点ゴールでアメリカの流れを断ち切った。まさに日本の命を繋いだゴールだ。そして、1-1のまま延長戦に突入する。

延長前半14分モーガンが左サイドを破り、深い位置まで切り込んでいく。やっぱりモーガンは要注意の選手だった。モーガンのクロスボールをワンバックがヘディングでシュートし、またもやアメリカがリードする。背が高いワンバックの頭は日本選手より一つ抜け出ている。これは防ぎようのない完璧なヘディングシュートだった。

またもやアメリカリードの状況に、このまま終わってしまうのかなとあきらめかけた時、ドラマが始まった。延長後半12分左CKから走り込んだ澤が右アウトでダイレクトボレー!まったく何が起きたか判らなかったが、球がゴールネットを揺らしていた。澤のシュートシーンは人の影ではっきり見えなかったが、あの混沌とした人垣の僅かな隅間を狙ってのシュートは芸術的である。土壇場での同点に日本の勝利を確信した。まさに神様、澤様である。

延長戦も同点のまま終了し、運命のPK戦となる。先行はアメリカからだ。1人目のボックスのシュートは強烈だったが、GK海堀のこれまた芸術的なセーブで無得点だ。よくも手だけではなく、足がいいところに出て防いだものだ。次の宮間は、確実にゴール。アメリカ2人目のロイドは、ゴールの上をはるかに越えるとんでもないシュートで無得点だ。まさに日本に風がなびいてきた感じがした。坂口が2点目を上げ、ヒースのシュートを海堀が止めると、あと1本日本が決めれば優勝である。そして、4人目の熊谷が落ち着いて見事決勝シュートする。まさに、感極まる一瞬だった。我が家でも大きな歓声が沸いた。そして、私は感動のあまり涙が止まらなくなってしまった。

今まで一度も勝った事のないアメリカに、ワールドカップの決勝戦という大舞台で勝利して優勝した日本チームの最後まであきらめない不屈の精神力に大感動である。大和なでしこは、世界の大舞台で見事輝いていた。今日は、早起きして観戦した甲斐があった。このブログを書きながらも目がウルウルしてくる。

「なでしこジャパン」優勝おめでとう。そして、日本人に勇気と感動を与えてくれてありがとう!!