とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

利尻山・礼文岳登山ツアー 4日目(礼文岳登山)

2013-08-15 23:40:48 | 山登り
今日15日夜、無事帰宅しましたが、記事はまだ続きます。

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4日目の朝、利尻島のペンションを出発する。


ペンションの人に鴛泊フェリーターミナルに送ってもらう。鴛泊フェリーターミナルは現在建替中で、仮設のプレハブの中で沓形行きのバスを待つ。稚内、利尻、礼文では昨年公開された映画「北のカナリアたち」のロケ地として大キャンペーン中で、いたるところで映画の幟やポスター等が飾られている。


鴛泊から沓形までバスで移動し、沓形フェリーターミナルより礼文島に渡る。礼文までは40分程度の乗船だ。船を降りると、民宿のご主人が迎えに来てくれていた。まだお昼前だったので、礼文岳登山口まで送ってもらい、余分な荷物だけ先に運んでもらった。

登山口は、内路という集落にあり、道路のすぐ隣だ。


鉄の階段を上ると、登山道に入っていく。


振り返ると、集落と港が見える。


礼文岳の登山コースはあまり花がないが、この時期はヨツバヒヨドリが群落となって登山道を彩っていた。


トウゲブキ


ネジバナ


ヨツバヒヨドリにとまるミドリヒョウモン。タテハチョウ科ヒョウモンチョウ族に分類されるチョウの一種で、後翅裏側に緑色を帯びるのが特徴である。


トドマツやカラマツの針葉樹林帯の中を進んでいく。


紫色の星形の花を見つける。ちょっと名前がわからない。


ハイマツの登りの先には、礼文岳の山頂が見えてきた。


登り始めて1時間50分ほどで490mの山頂に到着する。山名を示す標識は何もなく、ちょっと寂しい。しかし、山頂からは360°の大展望だ。晴れていれば、まさに絶景なのだが、雲が多く今一つだ。


南東側には利尻島が見えるのだが、利尻山の山頂は雲の中だ。


北側には、スコトン岬が見える。


午後になってしまったので、ほとんどの人が下山してしまい、山頂は貸し切り状態となっていた。山頂で、景色を堪能しながら昼食とする。

下山中に見つけた小さな赤い実。


下りは、1時間半ほどで登山口に着く。途中で、3人の外国人登山者と会ったが、それ以外はもう誰も登ってこなかった。帰りのバスの時間まで時間があったので、しばらく車道を歩く。看板の絵では、利尻山がきれいに描かれていたが、相変わらず利尻山は雲の中だった。


その後、バス等で民宿に到着する。夕食の時間になる頃、民宿の前から利尻山が初めて目の前に現れてきた。やはりこの景色だけはどうしても見てみたかった。島全体が一つの山となり、海岸から海上に突出した美しい山容が望まれ、まさに利尻富士と呼ばれるにふさわしい山だ。


さて、民宿の夕食も海の幸で一杯だ。カニがあるのはうれしいし、ウニやホタテなどはごく当たり前にどこの宿でも毎日出てくる。


夕食後、もう一度外に出てみると、雲がほとんどなくなり前よりももっとくっきり利尻山が見えていた。


利尻山・礼文岳登山ツアー 5日目(礼文島トレッキング編)に続く。