気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

日常は色即是空

2021-10-10 05:39:13 | 語り部の章

もっとも身近なところに、最も肝心なものがある。

あなたが最も気にしている外的世界、他の人々、環境・・

・・世界の様々な事象は、複雑怪奇ながら・・

それはあなたという意識が観ている「夢」のようなものである。

 

決して世界そのものの中に・・真実は無い!

それに捕らわれ、従い、自縄自縛もする・・世界、

「そこ」には実際・・どんな真実も無いのだ。

 

真実とは・・それを観ている、知覚している・・経験している・・

あなた自身のことである!

世界を映し出している・・至高の実在・・真我・・

あなたがそれだと言っている。

 

え、どこどこ?誰の事?・・と探し回っている、

それ自身が・・そうだということを、どうしてか気づかないほど、

次元を下る・・はるか遠く、はるかかなたにやってきた・・ということだ。

我々は今、ここまで到達した。

 

 

真実とは・・それを観ている、知覚している・・経験している・・

あなた自身のことである!

世界を映し出している・・至高の実在・・真我・・

あなたがそれだと言っている。

 

こういうことは、もちろん意味不明な言説と感じるだろうが、

嗚呼・・ここが肝心かなめな・・意識の超えるべき峠と言えようか。

 

・・・

 

あなたは毎日眠りを経験している。

眠りとは何かといえば、身体が休息していることと考えているかもしれない。

眠りの時は、身体が休止していると同時に「意識」が無い。

その意識が無い・・いわゆる熟睡時には、どんな知覚経験も無い。

どんな知覚経験もない・・無意識・・である。

 

さて、この熟睡時、無意識の時に、日常の世界は存在しない。

そんなこと言えば、・・

いやいや、

存在しない・・?わけではなく、・・あなたはただ眠っているだけ、

世界はしっかりあるはずだと・・漠然とそう思っている。

 

そう、

自分が眠っているだけで、ちゃんと世界は存在している・・

そういう風に思っているだろう?

「そりゃそうだ、当たり前だよ、

世界がその間存在しない?とかを意味する・・、

そんなことってあるわけがないじゃないか!」

 

当たり前のように・・そう思っているはずだ。

1日24時間のうち8時間、そのうち熟睡が4時間・・

24時間分世界はちゃんと存在しているのだと、そういう言い方である。

世界が存在している24時間のうち、一部分で睡眠がある。

世界は24時間存在していて、自分が数時間眠っているだけだと・・

そう想っているのである。

 

でも、・・・

眠っているその時、・・一体誰がそれを証明・検証するのか?

それ・・というのは、世界が存在している・・ということだが、

誰が証明するのか?

 

あなたが無意識であれば、世界も知覚できないわけで・・

その時世界が存在しているとは決して言えないのである。

・・・・

そんな馬鹿な!・・熟睡中(無意識)にも世界がある・・に決まっている。

そう想って、それ以上考えないかもしれない。

なぜならば、目が覚めれば、すぐにいつもと同じ世界が現れるからだ。

いつもと同じ世界がまたそこにあるから、今までもずっと在ったと、

そう「想う」のである。

 

だから自分が無意識であろうと、そうでなかろうと、

世界・宇宙は、意識の有るなしに関係なく、

常時存在しているのだ・・・・というのが常識である。

そうではないか?

・・・・

さらに、

あなたが眠っている間も、誰かほかの人が起きていて、

世界を観ているのであるから、

世界は持続して存在していると言う話になる。

・・・

でも、繰り返すが・・・・

あなたが眠っているときに・・つまり無意識であるときには、

世界も、他人も、宇宙でさえ知覚できていないその時に、

世界が存在していると・・・

どうしてそれが・・わかるのかということである。

その時には、「世界がちゃんとあるよ・・」と言ってくれる他人さえもいないのだ。

・・・・

今までこのような話を聞いたことが無いとは思われるが、

実に肝心なところなのである。

 

多くの人が、

日常の・・真の・・在りのまま・・に本当に気づいていない。

在りのまま・・とは、

あなたが気づいていなければ、その気づいている対象としての世界は無いよいうことである。

あなたという「意識」が無ければ、あなたの「世界」も無い・・・ということである。

 

(つづく)

 

 

 

本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。

 


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