気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

気付きは直感的なアプローチ

2007-08-08 13:39:37 | 心の科学分野

「気付き」は本来意識的な作用です。物質的な量で測定できないものです。

何かのテーマに対する、発想・アイデア・思い付き等は、人間の行える高度な「気付き」です。注目・警戒等は「気付き」の前段階の基礎条件の作用に相当します。

<拡大解釈>

注目・警戒等の作用は、動植物全般に備わっています。植物にも意識作用があるのは、バクスター効果等で非公式ではありますが知られています。外界に対しての反応がポリグラフなどで測定されています。

鉱物にも意識作用があるのでしょうか、鉱物に関しては、現在の科学ではよくわかっていないのが実情ですが、鉱物によって差異はあるものの、磁化や結晶化、電磁波放射はその一端ではないでしょうか。人間の意識・というイメージから離れていても、外界からの反応や記憶・放射等による外界への働きかけがあるのは事実であり、これらは広義な意味での意識作用と言えなくもありません。より物質的レベルでの意識作用ではありますが。

こう見ると、全てのものが何らかの意識的な作用を行っており、その中でも人間の行える高度のものを「気付き」といっていいでしょう。思考・想像・嫌悪・好感・その他の精神作用のうち、今までにない新しいものを「気付き」と言っていいでしょう。

例えて言えば、

○嫌い嫌いだと思っていた相手がいたとして、「あれっ?!、こうまで嫌なやつだと気にしているのは、何か理由があるのだろうか?」等というような、今までにない思いを持ったりするのは、「気付き」の1種でしょう。

○この数学の解答は解るのだが、きっと他にも解答方法があるのではないか?などというのもそうでしょう。

○あの人は悪い人だと皆言っているが、本当にそうなんだろうか?

○天気予報は明日は雨だが、なぜかどうしても晴れる感じがする・・。

「気付き」は新しい真実や事実の側面に、直感的にアプローチする行為でもあるといえます。直感的に・というのが重要な要素です。解答が得られない場合でも、疑問や警戒というのはそのアプローチを表します。なにか気になることに、気楽にちょっと注意を向けることから始まります。


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