「気付き」は本来意識的な作用です。物質的な量で測定できないものです。
何かのテーマに対する、発想・アイデア・思い付き等は、人間の行える高度な「気付き」です。注目・警戒等は「気付き」の前段階の基礎条件の作用に相当します。
<拡大解釈>
注目・警戒等の作用は、動植物全般に備わっています。植物にも意識作用があるのは、バクスター効果等で非公式ではありますが知られています。外界に対しての反応がポリグラフなどで測定されています。
鉱物にも意識作用があるのでしょうか、鉱物に関しては、現在の科学ではよくわかっていないのが実情ですが、鉱物によって差異はあるものの、磁化や結晶化、電磁波放射はその一端ではないでしょうか。人間の意識・というイメージから離れていても、外界からの反応や記憶・放射等による外界への働きかけがあるのは事実であり、これらは広義な意味での意識作用と言えなくもありません。より物質的レベルでの意識作用ではありますが。
こう見ると、全てのものが何らかの意識的な作用を行っており、その中でも人間の行える高度のものを「気付き」といっていいでしょう。思考・想像・嫌悪・好感・その他の精神作用のうち、今までにない新しいものを「気付き」と言っていいでしょう。
例えて言えば、
○嫌い嫌いだと思っていた相手がいたとして、「あれっ?!、こうまで嫌なやつだと気にしているのは、何か理由があるのだろうか?」等というような、今までにない思いを持ったりするのは、「気付き」の1種でしょう。
○この数学の解答は解るのだが、きっと他にも解答方法があるのではないか?などというのもそうでしょう。
○あの人は悪い人だと皆言っているが、本当にそうなんだろうか?
○天気予報は明日は雨だが、なぜかどうしても晴れる感じがする・・。
「気付き」は新しい真実や事実の側面に、直感的にアプローチする行為でもあるといえます。直感的に・というのが重要な要素です。解答が得られない場合でも、疑問や警戒というのはそのアプローチを表します。なにか気になることに、気楽にちょっと注意を向けることから始まります。
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