気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

シェイラの臨死体験

2023-07-02 08:05:12 | 臨死体験

以下は、色々な実体験の報告である。シェイラの体験の話は、「臨死体験 9つの証拠」の著者が、彼女から聞いた体験談である。

これらの体験の中には、臨死体験での共通したパターンが見えるはずである。

 

心臓停止、脳死、

意識の体脱、・・視覚機能などが肉体の外に移行する

トンネル出現、・・高次の次元世界に移行

愛すべき存在との遭遇、再会、

慈悲にあふれた神秘的存在との遭遇、

先に行くか、肉体に戻るかの選択・・

肉体への帰還、

 

臨死体験とは、完全なる肉体死の後に経験するものであり、

これらすべてを知覚・経験するのは・・魂・意識・・なのだ。

さらにこれらの体験談を馬鹿にせず、じっくりと吟味することで、生と死を超えた持続する真の生命、多次元世界の仕組みの一端が理解されるはずである。

 

・・・

臨死体験 9つの証拠(ブックマン社)46ページ

 

「私には昔からいくつものアレルギーがあったの。

生まれついてのちょっと不快な症状という程度のものだったけど、

あの運命の日は、命を脅かされることになったわ。

外科医と麻酔医には、前もってすべてのアレルギーを伝えてあった。

どうしても必要という手術ではなかったし、緊急性も低かった。

医療チームは出来る限りの予防措置をしてくれたけど、

手術で使われた薬剤に私は深刻なアレルギーを起こした。

あまりにも激しくて、心臓が止まったのよ。

・・・

心臓が停止するとすぐに、自分が天井付近に浮いていると気づいた。

私につないである心電図のモニターが見えたわ。

線が水平になっていた。

医師や看護師たちは必死で私を生き返らせようとしていた。

眼下に広がる光景は完全にパニック状態だったわ。

・・

でも反対に私は深い安らぎを感じていたの。

痛みはまったくなかった。

私の意識は手術室を漂い出て、ナースステーションへ行ったわ。

手術前にいたナースステーションだって、すぐにわかった。

天井近くの高い場所から見下ろしていたから、看護師たちが忙しく業務をこなしているのが見えたのよ。

・・・

しばらくそのまま見ていると、トンネルが開いたの。

引き寄せられて中を進んで行くと、やがて反対側に明るい光が見えてきた。

穏やかな気持ちだった。

トンネルを抜けると美しい神秘的な光が満ちた場所で、私の前には、死んだはずの愛する肉親が数人いた。

また会えたことが嬉しくて、抱き合ったわ。

 ・・・

圧倒的な愛と慈悲にあふれた神秘的な存在がそばにいた。

「戻りたいか?」と聞かれて、

「わかりません」って答えた。

当時は優柔不断だったから、しばらく話し合って。肉体に戻ると決めた。

本当に難しい選択だったわ。

圧倒的に愛に満ちた場所にいたんですもの。

そこにいると本当の故郷にいるのだと実感した。

でも私は肉体に戻ったのよ。

・・・

1日以上たって、私はICUで目覚めた。体中チューブやワイヤーだらけだったわ。

でもこの深遠な体験については話せなかった。

しばらくして手術前にいたフロア・・あの時見たナースステーションがあるところ・・に戻った私は、ようやく勇気を出して、看護師のひとりに臨死体験で見たものを話したの。

その看護師はショックを受け、怖がっているみたいだった。

そこはカソリックの病院だったから、修道女が私の話を聞くために送り込まれてきたのは、まあ当然よね。

私が自分の体験を丁寧に説明すると、修道女はじっくり耳を傾けたあと、「悪魔の仕業」だと断言したの。

その後誰にも臨死体験を話したくなくなったのも無理はないでしょう?」

・・・・

 

本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。