●気づきの総体・わたし意識
<わたし>とは ”気づいていること”の総体であるともいえよう。
わたしたちは・・単なる岩とは違う、
意識している、気づいている存在ということだ。
毎日の日常生活のすべて、
見ること、聞くこと、嗅ぐこと、味わうこと、触れることを通じて、
その世界に”気づいている”・・存在であるということだ。
また、
そこから生じる様々な感情や想いにも”気づいている”存在ということだ。
●意識なくば世界は無い
つまり、わたしとは、意識存在であり・・
世界・環境・身体・・周囲に気づいている・知覚している・存在である。
自己をそれと思いやすい「肉体」も・・もちろん気づきの対象であり、
それはまた環境・世界との間の波動共鳴フィールドともいえるだろう。
何かへの気づきが無ければ・・どんな対象も知覚できない。
あなたが眠っているときには、
あなた自身の知覚するどんな世界もないはずだ。
熟睡中は、どんな何も無い・・ことすらも知らない。
その時には、
「あなたは眠っているだけで、しっかり世界はあるよ」
と教えてくれるどんな他者さえもいない。
●自身に気づいている・・根源意識
わたしとは・・様々なものに「気づいて」いる存在であり、
また・・その当の・・自分自身に「気づいて」いる存在でもある。
重要なことは・・意識、
気づきの総体を・・わたし・意識というならば、
自他に気づいている・意識・わたし・・は、宇宙すべての中で・・・
わたし・・しかいない・・ということだ!
●気づきの働き・・意識は全部で・・ひとつ
私のような多くの人間がいるから、宇宙にわたし一人なんかあり得ない・・と思うだろうが、
わたし・・自身に気づいている・・わたしは・・ここにいるだけだ。
わたしの世界に・・主体たるオリジナルな意識は・・わたししかない・・
他に多くの人がいる・・ことを気付くのも・・この・・意識である。
理解可能だろうか?
深く吟味すべきことだと思うがどうだろうか?
しかしながら、
いまのあなた・・そのものなのだと気付くだけ、
様々な幻影を映し出す・・その・・光源のことである。
わたしの観察・体験・知覚する世界の・・根源・光源は・・ひとつである。
ひとつだから・・光源・根源なのである。
その・・ひとつから放射される投影像の中に
大勢の他者という幻影も含まれているが、
それは自己の幻影を万華鏡のように映し出すものであり、
それらも・・ただひとつの光源・根源の現れであることが理解できるだろう。
●他者とは、万華鏡に映し出された”わたし”の姿
大勢の他者とは・・ひとつの根源・・真我(真のわたし)・・が、
こちらとは違う・・向こう側から・・
無数に・・出現している姿なのである。
もちろん意識は無限であるため、
その姿形、想いや考え、価値観や信念などは様々であることは、
それに気づいた者として理解しなければならないはずだ。
●分離の世界、極まれり
この世界は、その真逆の体験場、地球という分離の世界、監獄世界、
魂意識が、我さきに、我勝ちに・・分離と分割の極致へと分け入り、
いつか物質的幻影のなかで、その中に入り込んだ当の自分(魂・意識)すら、
忘れてしまう集合体験世界であったといえよう。
それが今終わりを迎え、意識である”わたし”たちへと帰還を開始したのだ。
今はもう、知覚する事象、意識するものごと、想いの質が・・急激に変化する過程のただ中にあり、
どこか、古き懐かしき暗雲の下から上へと
嵐のような激動の中を突き抜け、
大いなる目覚めの輝く、意識の上空に戻らんとする途上にある。
●天上天下・唯我独尊
言うまでもないことだが、ここで”唯我独尊”とは、
私個人だけ尊い・・等という愚かな解釈ではなく、
唯一尊い我とは・・真我・・あらゆるすべての根源意識のことである。
あらゆるすべては・・ひとつの根源の放つ・・意識の諸形態であり、
その幻影、先映えであるマインド・肉体・環境の物語が創出されているのだ。
自己自身に内部から気づいている・・わたし・・は、
わたしの気づく範囲の世界・宇宙すべての中で・・・
わたし・・しかいない・・ということだ!
世界・宇宙とは・・
わたしの知覚する様々な事物・物質・現象のことを言う。
そして、
その世界に気づいている・・者は・・
唯一者である・・わたし・・という事になる。
意識である・・わたしとは、
わたしの気づく範囲の世界、果ては宇宙まで含む世界・・
つまり見る・聞く・感じる、考え・想像する、
あらゆる事象・物事に満ちた世界における、
・・唯一者・・であるということだ。
これは・・それぞれ・・意識としてのわたし・・が、
ただ在ることの無限性、至高の存在であることを意味しており、
意識レベルによって、おうおうにして付帯しやすいところの、
利己主義も傲慢も全く関係がないことを知る必要があるのだ。
天上天下、唯我独尊・・
謙虚に受け取るべき真実ではないだろうか。