『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

編曲の楽しさ

2019-10-08 07:33:00 | ギター
きのうは
K中の勤務日だったが、
朝10時開始のソータ戦の
最初だけ見て出勤しようと
サイトにアクセスした。

そしたら、
現場中継の回線不良とかで
映像が届かないトラブルが発生し、
課金されている有料観戦なものだから、
そのコメント欄は
香港の暴動並みの
荒れようだった(笑)。

集団心理じゃないが、
自分もアタマにきたので、
それに乗っかって、
久々に悪罵・暴言を吐いたが、
書いてるうちに段々ひとりボケが
始まって、なんだか、しまいに
可笑しくなってしまった。

「こらー!! 金返せー!!
ビンボー人をナメンナー!!」
(なら、将棋なんか見てんと食費にせい、っちゅうの!)

「無職だけんど視聴料払ってんぞー!!」
(なら、働け、っつうの!)

「ボケッ! カスッ! ダボッ!」
(きちゃない大阪弁やなぁ・・・)

「ワレ、火ぃつけんぞーッ!!」
(恐喝まがいだなぁ・・・)

「今、オタクさんの近所まで来てんねやけど・・・」
(これは、コワイ・・・)

運営サイトは
シレッとして、
謝罪だけで済ませて、
けっきょく「返金」は
しないようだった。

独占放送の強みで、
「あんたら、
ソーちゃん見てぇんだんべぇ。
金ぇ、払らわにゃ、
見れへんでぇ・・・」
という魂胆が
見え見えなのである(笑)。

まるで、
ソータを人質にでも
取られたようで、
全国のファンはジリジリしながらも
課金制に従っている。





5時までの勤務中は
丸々観戦できなかったが、
幸いに定時で退勤できたので、
帰宅したら、まだ、
終盤の入り口だったので、
それからは晩飯も喰わずに
決着のついた8時半頃まで見入った。

一時は、
「ソータ優勢」まで形勢が振れたが、
最終盤の「詰むや詰まざるや」の局面で
豊島名人がソータの攻めをかわし、
確実な寄せを決めた。

170手を超える
長手数の激戦で、
これはこれで名勝負とも言えた。

ソータはこれで
名人に4連敗となり、
その壁の高さ、厚さの前に、
またしても屈服させられた。

それでも、
小6の時に師匠に連れられて、
同じ愛知県で、当時24歳の豊島七段に
練習対局で稽古をつけてもらったこともあり、
昨晩の終局後も、9時過ぎまで、
二人とも夕食抜きで
真剣に感想戦を行い
勉強し合っていた姿は
素晴らしかった。

名人の公式戦への登場は、
14歳6か月で、ソータの
14歳5か月に次ぐ史上2番目の
年少記録である。

三段昇段も中2の4月と
ソータに次いで史上2番目の
年少記録である。

ソータは
新人王となった時の
記念「指名対局」の非公式戦でのみ
一度だけ名人に勝ってはいる。

きのうの対戦も
勝敗を度外視すれば、
棋界最強の「名人」相手に
高校2年生が
互角以上の闘いをした
ということ自体が、
驚くべきことなのである。

名人もリーグ戦では
一敗しているので、
ソータが残り4戦を全勝すれば、
プレーオフという決定戦も有り得る。

ただ、行く手に待つ
「ソータ・キラー」と言われる
久保九段という難敵を撃破しないと、
ラスボスの名人との再戦は
叶わない。

まさに、
ボードゲームの世界における
RPGを疑似体験しているような
ゲーム感覚に酔い痴れている。




BS録画で、
82年イーストウッド主演/監督の
『ファイヤーフォックス』を観た。

マッハ6も出るという
架空のソ連製ミグを奪取するという
サスペンス&エア・コンバット物だったが、
空戦シーンはゲーム感覚で
まあまあ面白かったが、
リピータブルに値する内容ではなかった。





6年間の
『復興支援リサイタル』が終わり、
コスキンも参加しなくなったので、
めっきり編曲するという
作業時間がなくなった。

20年近く、
元師の教室の発表会に
参加していた時には、
「10分」という持ち時間に、
『アランフェス』
『新世界より』
『ボッケリーニ讃』
などの全楽章の短縮版という
無茶苦茶な編曲をやった。

有名な旋律や
自分の弾きたい箇所だけを抜粋して
10分の演奏に落とし込むという荒技は、
研究会や発表会のような場でないと
できない愚行かもしれない。

それでも、
文学作品の名作ダイジェストにも似て、
それはそれで
面白い編曲作業でもあった。

まさに、
「曲を編む/編曲」とは
言い得て妙である。

なにせ、
ドヴォルザークのしつこい
4回の繰り返しフレーズを2回にしたり、
ロドリーゴの冗漫なパッセージをカットしたりと、
「刈り込み」作業は
植木の剪定にも似ている。

30分の大曲を10分に縮めても
何となくその味わいは
残るものである。

もっとも、
それはあくまで
元曲とは異形の代物なのだが・・・。

コスキンで知り合えた
ゼオリ先生には
公開レッスンで、
自編の『新世界より』を見て頂いたが、
終了後にコピーを献呈させて頂いたら、
ことのほか喜んで頂いて
嬉しく思った。

今はギターの編曲の代わりに、
モーツァルトのピアノ・コンチェルト23番の
『アダージオ』のオケ部分を
ピアノ独奏に編曲して楽しんでいる。

この天国的な楽章は、
2017年の『復興支援リサイタル』で
教え子ピアニストの
イマダケちゃんとのデュオで
トリの曲にして喝采を浴びた。

このメロディーに歌詞をつけて歌った
薬師丸ひろ子の透明感ある歌声も
天国的で感動したものである。






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