『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

生きるとは…

2021-10-19 07:42:00 | 生活
 おしなべて
  味わひ深き
   人の生(よ)を
    歩まむとする
     けふより君は

上田三四二の歌である。

なんだか、今朝、ふと
脳裏に浮かんだ。

「諸行無常」
「パンタレイ(万物は流転す)」
なども浮かび、
ついでに方丈記の冒頭も浮かんだ。


 ゆく河の流れは絶えずして、
 しかももとの水にあらず。

 よどみに浮かぶうたかたは、
 かつ消えかつ結びて、
 久しくとどまりたるためしなし。

 世の中にある人とすみかと、
 またかくのごとし。

また、
「日々(にちにち)が更(さら)」
とも思う。

「メメントモリ・カルペディエム」
(死を忘れな・今を生きよ)

カウンセラーという生業ではあるものの
「心理教育」と共に
「魂理教育」的なレクチャーも
時折、セッションに交えている。

常平生から
形而上的な事を
思考実験を通じて
考え考えしているので、
「哲学病」「実存病」的な
子どもたちや大人にも
「老賢者」的にたじろがずに
応えが出来ている。

今、コロナ禍にあって、
「何のために生きているのか」
「何のために勉強するのか」
「なぜ学校に来なきゃならないのか」
という素朴な疑問を抱いている
秀才君たちが少なくない。

IQが135以上あり、
学年で1位になったことがある子が
二人来ているが、彼/彼女たちは
哲学的であるが故に
親や教師の形而下的な説教や説明では
満足できずに不適応の泥沼で
もがいている。

そんな子たちには
「実在論」や「多次元宇宙論」
「量子力学」の話をすると
砂地に水が浸み込むように
スッと理解してくれ、
何かしらのブレイクスルーが起こる。

そんな時に、
【乞食とカウンセラーは
 三日やったらやめらんないなぁ】
という
自家格言を思い出す(笑)。






きのうは
吾妻山が初冠雪したそうな。

今、書斎の窓の正面に臨む
一切経を見てみたら
その様子は見えない。

それほど、
ごくわずかな積雪だったのだろう。








しばらく
ご飯抜きの夕食が続いていたが、
カミさんの親類の農家から
新米が送られてきたので、
ここのところ
またご飯が復活している。

健康優良児のカミさんは
「うまい! うまい!」
と、まるで
『鬼滅』の煉獄さんみたいに
掻っ込んでいる(笑)。

自分は翌朝まで残った
冷や飯をベントに詰めて
冷蔵庫の残り物を
オカズにして持っていく。

質素な
ボンビー飯だが、
ふだんに粗食をしていてこそ、
週末などに創る
フレンチとのメリハリができて
食のバリエーションが楽しめる。








昭和のオールウェイズ世代なので、
いまだに六角形の鉛筆を愛用しており、
シャーペンなぞは
蛇蝎の如く忌避している。

それでも、
小学生の頃は、
ハシリの最先端文具だった
シャーペンに憧れて、
それを持てた時の喜びも
覚えている。

しかし、それも
子ども心を満たした一時だけで、
長じてはずっと
鉛筆派をやめていない。

なので、
三校の職場と自宅の
4ケ所のカウンセリング室には
電動鉛筆削りなる昭和の名器も
備えている。

その内の一つは
赤いカミさんのもので、
たしか大学生時代に
彼女のアパートで
見かけたものである(笑)。

もひとつは、
自分ちで初めて買った
50年物だが、いまだに
モーターも壊れず現役なので、
さすがに「松下幸之助」さんは
大したものだと
リスペクトせざるを得ない。

他の二台は、
いずれも家庭科の先生から
譲り受けたものである(笑)。





この寒さのせいか
窓辺でムシの死体があったので、
種名を画像検索してみたら
「ヒメバチ」(ichneumon fly)
とあった。

きれいな姿で
乾燥していたので、
ドライフラワーのうえに
のっけてあげた。

なんだか、
どちらも死んだ物なのに
妙に生き生きとして
目に映った。









人生の傑作十代マンガの
ベスト3に入る
『大東京ビンボー生活マニュアル』が
30年来なんども愛読し、
子どもたちも読んでいたので
もう頁がノリから剥がれてきたので、
製本の要領でもいちどノリ付けしてから
「天地」「小口」という
三辺を裁断機でカットしたら
ヤケた部分がおちて新刊みたいに
きれいになってくれた。

最近、
これもベスト3に入る
『たんぽぽ橋わたれ』
(古家 三敏)
を再読したくなって
書庫を探しても
なかなか見当たらなくて
暇を見ては探していた。

それでも見つからないので、
仕方なく今朝、
アマゾンで100円本をポチッた。







またBSでコロンボの旧作が
毎週放映され始まったので、
見飽きるほど視たにも関らず、
やっぱり、ついつい
見入ってしまう。

コロンボは、
スーパーマン的キャラで、
『指輪の爪跡』では、
プロゴルファーも驚くような
完璧なフォームとスイングで
ドライバーショットを放つシーンがある。

『策謀の結末』では、
見後なダーツの腕を、
『攻撃命令』では、
手練れのビリヤード姿を
見せつける。

『殺しの序曲』では
高知能クラブの犯人から
知能テストを出され、
その場で見事に説いて
驚かれる…
といった按排である。

まさに【能ある鷹は爪を隠す】で
あの風采とオトボケに騙されて、
彼を見下した上から目線の犯人が
悉く足元をすくわれ、
どんでん返しで逮捕される、
というカタルシス劇なのである。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬型寒気 | トップ | 修復だけが人生さぁ… »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生活」カテゴリの最新記事