あなたの言うとおりです

 「しかし、イエスは黙っておられた。それで、大祭司はイエスに言った。「私は、生ける神によって、あなたに命じます。あなたは神の子キリストなのか、どうか。その答えを言いなさい。」
 イエスは彼に言われた。「あなたの言うとおりです。なお、あなたがたに言っておきますが、今からのち、人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見ることになります。」
 すると、大祭司は、自分の衣を引き裂いて言った。「神への冒涜だ。これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、今、神をけがすことばを聞いたのです。
 どう考えますか。」彼らは答えて、「彼は死刑に当たる。」と言った。
 そうして、彼らはイエスの顔につばきをかけ、こぶしでなぐりつけ、また、他の者たちは、イエスを平手で打って、こう言った。「当ててみろ。キリスト。あなたを打ったのはだれか。」(マタイ26:63-68)

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 大祭司の尋問に対し、イエスは自らをキリストと認める。
 そう認めることは、自身にとって明らかに不利なことだ。
 だが、十字架の死刑という、これ以上ない不利な地点への道を歩むために、イエスは自ら不利な方を選択なさるのである。

 これが十字架の道なのである。
 上の引用箇所では、イエスへのリンチが始まった。

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