北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

除雪出陣式~雪を前に一致団結だ

2015-10-20 23:22:45 | Weblog

 今日は午後に稚内道路事務所で除雪出陣式を行いました。

 各地で雪の便りの聞かれる10月も後半に入りました。昨年の初雪は10月28日で、新雪による初出動は早い区間で11月14日、いよいよ雪が降れば除雪をしなくてはならない季節が近づいています。

 そのため除雪を請け負ってくれている業者さんに集まってもらって、気持ちを引き締める節目として行う除雪出陣式。今日は気温が低く寒かったものの、会場の稚内道路事務所は太陽が顔をのぞかせてくれました。

 


 冒頭は私からの挨拶。後ろに11台の巨大な除雪車を従えての式典は身が引き締まる思いです。



 挨拶の中身は、道路を守ることはモノの流れ、人の流れを支えること。平常の時はなんでもないことでも、一たび道路が通れなくなると、様々なことがマヒしてしまいます。
 除雪を担当されるオペレーターなどの皆さんには健康第一に考えていただくとともに、プロとしての仕事ぶりを期待する、というもの。今年の冬も担当者の健康と無事故を願うばかりです。


 今日の出陣式には43名の出席者があり、全部で4つの維持工事を担当してくれるのは、二社による地域維持型JV含む四企業、五社の皆さん。

 稚内道路事務所長からの訓示や注意事項を伝えた後に、現場代理人代表の寺島隼君から、安全宣言をしてもらいました。



 彼は現場代理人の中でも最も若く、将来を期待される元気ある若者。彼に続くような元気な担い手がこの世界に入って来ることを強く期待します。

 出陣式が終わった後は官民の結束を高める恒例の懇親会。

 除雪を担当してくれる各業者の現場代理人さんたちと記念写真。今年の稚内道路事務所管内は、この五人衆に全てが託されます。



「今日は雪が降らないな、と思うとお酒も飲むんですか?」と訊くと、「雪が降らないと思っても、交通事故があったりすると住民の方から警察より前に我々に連絡が来ることがあります。そんなときはまず現場へ向かわなくてはなりませんが、自分がお酒を飲んでいるときはお酒を飲まない社員に頼んで現場へ連れて行ってもらいます」

「なるほど」
「警察のお巡りさんが来ても事情聴取などをしていると交通整理ができないので我々がやることになります。まあ無償で仕方ないんですが(笑)」

 様々な苦労談は小説にしたいほどです。今年の冬をよろしくお願いします。 
  

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JR宗谷線ぶらり旅 下沼駅~南稚内は秘境です

2015-10-19 21:40:21 | Weblog

 土曜日の夜、豊富町内での湯治移住者のみなさんとの懇談会の後の話。

 当日はもともと飲んでいない方に稚内まで送ってもらおうと思っていたのですが、懇談会参加者の中に幌延にある法昌寺さんの住職がご夫婦で参加されており、「うちに泊まって行けばいいよ」と言われ、ついその気になって幌延のお寺に泊めていただくことに。君子は豹変するのです(笑)。

 送らなくて良いのであればドライバー役の方も飲めると言うことで、二次会も一層楽しいひとときになりました。


 さてこの以前も泊めていただいたことがある法昌寺さんでは、地域の心のよりどころとして本堂を使った様々なイベントや地域活動をしています。

 幌延の小学生たちを相手にした日曜学校なる催しも行っています。本堂でお弁当を食べた後はサロベツ原野の大自然の中での野遊びは人気だそう。

「子供たちには幌延駅から一駅だけどこのお寺の近くのJR下沼駅まで汽車に乗ってもらって、ここでお迎えをしてお寺まで行くの。その一駅もまた子供たちには大冒険なのよね」とは法勝寺の奥様の稲垣順子さん。

 明日はこの下沼駅からJRに乗って帰ってみようと思うので時刻表を見に駅に立ち寄りました。



「そうそう、このJR下沼駅が今『秘境駅』の一つとして話題になっているんです。幌延町役場の人なんか周囲にある秘境駅をJRを乗ったり降りたりして一日で回るイベントをしたりしてね」
「でも駅はだいぶボロボロですねえ」

 下沼駅にはかつては駅舎もありましたが無人駅の今は貨車を利用した待合小屋がひとつあるだけで、それも外側のペンキはあちこちで剥げかけています。



「JRには修繕する気はなさそうですね」
「うん、それどころか周りの人たちが気にして『修繕してもいいですか』っていっても、どうもあまり良い顔をしていないみたい。最近はJRがだんだん利用者の少ない駅を廃止しているので、ちょっと心配だわ」


 この下沼駅。鉄道ファンで広島在住の牛山隆信さんという方が秘境駅に関する本を何冊も書かれているのですが、そのなかの一冊「秘境駅ランキング2015」によるとこの下沼駅は全国34位という高い位置にあるのだそう。
 秘境駅ランキングって上にいるのが良いのか悪いのか。

「明日の朝一番の駅は…6時37分ですね。次は…10時53分!」

 さすがは秘境駅だなあ(笑)


          ◆  


 翌朝起きてコーヒーを一杯飲ませていただいて駅へ向かいます。

 駅の中には旅行をしてきた人が何か書き留めるノートが置いてあって、やっぱり結構旅行者は来ているみたい。

 一両だけのジーゼルカーがカタンカタンとやってきました。

https://youtu.be/4nM5ah1HRnE


「小松さんがこの駅の始発便に乗る日が来るとはねえ、なんか不思議(笑)」
「ではまた。お世話になりました、さようならー」


 乗った車両の中には男性のお年寄りが一人と女子高生が一人。お年寄りは次の豊富駅で下車したのですが、ここで車内放送「登りの汽車の行き交いのため20分停車いたします」

 なるほど-、宗谷本線は旭川以北は単線なので交差する便は駅でしか行き交うことはできません。しかも駅だって全てが行き交えるようにはなっておらず限られた駅でのみそれが行えます。

 やがて登りの汽車がやってきて駅舎に近い方のホームに入ってきました。下りは私を含めて二人しか乗っていませんが、今来た登り便には十数人は乗っているぞ。混んでる…。

 やがて隣の汽車は7時5分に発車して行きましたが、こちらの汽車はまだ動かない。運転手さんは二十代後半の若い青年。



「登りの汽車は出ましたけどまだ動かないんですか」
「またこの先で通過待ちがありますので、乗ってくる学生さんのためにできるだけ待っています」
 発車は7時9分。

 さらに二つ先の兜沼駅で、札幌行きの特急列車の待ち合わせのために9分の停車。まあのどかなものです。


 ところでJRの線路って、大抵道路と平行に走っているような印象があって、車に乗っても汽車に乗っても窓からの風景はそれほど変わらないと思いがちです。



 しかし兜沼駅手前あたりから線路は道路と別れを告げて宗谷丘陵の中をカーブしながら走ります。次の南稚内までは途中に駅もなく、線路の継ぎ目のカタンカターンという音を響かせながら汽車はどんどん進みます。



 考えてみると、こんな朝早くにこの宗谷丘陵を走る汽車に乗ったのは、まだ旭川からの夜行の急行利尻があって稚内に帰省したとき以来かも。そのときは寝ていたので車窓の風景など見ることはありませんでしたが、先頭車両で風景を見ていると、原野、丘陵、酪農草原、樹林、沼など実に多様な風景が目に入ります。

 下沼駅からの汽車の旅は、カーブが多いのですがカーブするたびに新しい風景が広がる絵本のよう。



 最後には抜海駅のところで一瞬海が見える高台も走り、日本海と宗谷丘陵のおりなす雄大な景色はちょっと感動的でした。

https://youtu.be/cvc0hfxpp9Y

 結局家の近くの南稚内駅に着いたのは7時57分。乗ってから1時間と20分の汽車の旅。

 いつまでも目的地に着かない遅い汽車とみるか、1時間20分も楽しめる最北風景の旅と見るか。

 私はいくつもの風景が早変わりする、絵本を見る様なページめくりの旅だと思いました。こういうぶらり旅もたまにはいいですね。



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豊富温泉への恩返し、湯治客と盛り上げる地方創生

2015-10-18 23:06:16 | Weblog

 鮭釣りの夜は豊富町で、アトピー治療のための湯治で長期滞在している方たちとの集いに参加してきました。

 以前仕事上の会合で知り合った、豊富町の堂脇さんはご自身もアトピーの湯治客でしたが、長期に住むところがない不便を感じていて、自分自身が古いアパートを手に入れて女性限定のシェアハウスを始めました。

 以前からシェアハウスを見せてほしいというのと、堂脇さん以外にも豊富で長期滞在生活をしている皆さんと懇談したいとお願いしていたのですが、この日やっとお呼びがかかりました。

 早朝からの鮭釣りで手に入れた鮭をさばき終わった後に夜からの会合と、なんとも濃い一日になりました。


      ◆   ◆   


 堂脇さんは湯治で豊富町を訪れて、元民宿だった建物でお餅をメインにしたカフェを2011年に始めました。

 その後同じように住むところに困っている湯治客がいることとご自身が温泉に助けられたことへの恩返しの意味から、その建物を改装して今年の3月からシェアハウス「stay わが家」を始めました。

 「stay わが家」は豊富町のまちなかにある二階建てで、五室ありますが現在は四人が借りて共同生活をしているそう。 

 アトピー性皮膚炎の患者さんは、体がかゆくなったり痛くなったりして夜眠ることもできなくなったり、そのほか食べ物や悪い空気でも体調不良に陥ります。

 どうしようもない日々から逃れる最後の頼みの綱が豊富温泉で、実際ここで長期にわたる湯治のお陰で元気を取り戻し日常生活が楽になった皆さんの心情と豊富温泉に対する感謝の気持ちは、健常な人ではなかなか推し量ることができません。

 そんな風にして体調が改善し安定しつつある人たちが互いに出会う中で、何か豊富温泉と豊富町に恩返しをしたいと考え始めました。さらに全国から湯治に来る次なる人たちに対してマチが魅力あるところになってほしいという願いも込めて「とよとみ温泉もりあげ隊」を立ち上げました。

 そんな活動をするなかで、湯治を続けている人たちから「あったらいいな」と言われたのが、本を読んだりお茶を飲めるゆったりしたカフェ。その夢はこの夏の二か月間、豊富温泉スキー場のロッジを借りた「ナツカフェ」として実現。

 このような移住者の人たちのスキルや才能を活かした具体的な実践活動はそれまでになかった多様性を地域にもたらしています。

 病気が縁とはいえ遠くから豊富町を選んで来てくれてここで何かの活動をして貢献しようとする移住者の人たち。最初は地元の理解がなかなか得られないもどかしさも感じましたが、次第に共感者、理解者、協力者が増えて来たことを感じていると言います。 

「ここで治療をして体調が戻ったという喜びを感じた人からのふるさと納税ってとても多いんですよ」

 治療を通じた外の人にも救われた人やファンは多いのです。


      ◆  


 そんな風に外から見る限り、豊富温泉はアトピー治療に効果があるのでもっと宣伝すればより多くの人たちが訪れてくれてもっと良いところになるという期待をしがちです。

 しかし現在の湯治施設の受け入れ可能な人数は決して多くはないし、それどころかいまでも手狭です。

 治癒も進む中で一つのところの温泉がいつまでも体に良いわけでもなく、同じ豊富温泉でも泉質の異なるお湯にした方が効果が出るということもあり、食事や体調との日々の微妙な変化を感じ取りながらの治療は大変です。

 それに治療のために家族と遠く離れて暮らさざるを得ない中で、さまざまな地元の悩みも襲ってきます。

 そんな数多くの気苦労や負担を乗り越えてなお、豊富を第二の故郷として盛り上げたいという人たちの思いを地元の人たちが受け止めてこれからの世代のためにまちづくりに取り組んでゆけるでしょうか。

 今年始めた夏カフェでは、音楽イベントが随分持ち込まれて賑やかに開催されましたが、それを地元の人たちが楽しんでいる姿がとても増えたといいます。こうした活動が地域の中のヨソ者と地元民との強力なタッグになって活性化が進むことを心から期待したいものです。

「小松さん、今年の夏カフェ来ましたか?」
「それが、ヤマベ釣りに忙しくて『あ、行かなきゃ』と思ったらもう終わってました…」

「もうー!来年は来てくださいよ」
「はい…すみません」

 豊富町新名物のシカ肉(ベニソン)の肉料理や各自が持ち込んだお料理も最高でした。



 温泉を中心に地域の様々な資源が核となる地方創生の最善の姿がここ豊富町で試みられています。 

【豊富温泉もりあげ隊】 http://moriagetai.jimdo.com/

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オホーツクの鮭釣り、ついにとったどー!

2015-10-18 19:05:04 | Weblog

 土曜日は朝から枝幸町へ鮭釣りに行きました。

「ボートを出しますが行きませんか。今年最後じゃないでしょうか」という知人からの誘いをもらっては行かないわけには行きません。朝二時半に起きて前日に借りたレンタカーで枝幸へ向かって走りました。

 とある漁港の前で5時に合流して浜辺近くの斜路のある広場へと向かいます。

 この日の朝はべた凪で、鏡の様な海面を見ているとときどき鮭がライズしてジャンプをしているのも見えます。

「先日の台風で定置網がかなり流されたとのことでしたが、そのために鮭が釣れやすいということはありますか?」そう訊くと知人は「鮭は何かにぶつかると行く方向を変える性質がありますから、ぶつかる網がなくなるとどうなりますか。まあライズが出ているようですから、ボートを出してみましょう」



 いよいよ我々の船出です。

 かくいうこの私、今年の秋の海釣りではカラフトマスに二度挑戦してボウズ、前回は岩場から鮭釣りに挑戦してボウズ、というボウズの記録を更新中。

「陸からだと当然魚が寄ってくれないと釣れませんが、ボートだと群れがいるところへ近寄っていけますからね。釣れる確率がずっと上がるはずですよ」

 頼りになるのは鮭釣り名人のこの経験だけ。それいけー。

 
 海へ出てみると、すでに十隻ほどのボートが出ていてそこかしこで竿を振っています。日の出とともに鮭の活性も上がってきたようで、次第にあちこちでライズする鮭の姿が目についてくるようになりました。これは期待大です。

 ライズの見えた付近の近くへ行って、ボートから錨をおろして固定すると鮭が跳ねた方向へ釣り針を投げ入れます。

「跳ねたところへ投げろ、は鉄則ですからね」

 大体30~40メートル先へ餌のついた釣り針を投げ入れると、リールを一定のスピードでゆっくりと巻き上げます。

「ゆっくり動かすことで興味を持ってくいついてきます。最初はトントントンと軽いアタリがあります。それが二度、三度と続いたところで一気に竿を上げて口にがっちりフックさせるのがポイントです。食いが浅いとバレて(はずれて)しまいますが、何度も挑戦してみましょう」

 そういっているうちに、知人の竿にはアタリがあって見事に一匹釣り上げました。

 その様子を見ながら、何度も何度も鮭がいると思われた方へ針を投げ入れているとついに自分の竿にもアタリが!

(こ、これはアタリか…!) うん、気のせいではありません。確かに竿の先がトン、トンと引っ張られています。

 多分三秒ほどのことだとおもいますが、タイミングを見計らって一気に竿を引くと竿がガン!としなってフックがかかりました!

「緩めないで!ずっと同じ強さでリールを巻き続けて!」



 竿をしならせながらリールを巻き続けると近くまで引っ張ってくるのですが、そこからまた向こうも勢いをつけてラインを引っ張って逃げようとします。ラインを引っ張り出すには強い摩擦(ドラグ)がかかっているので、ラインを出されたらまたリールを巻きなおすだけ。

 このやり取りを繰り返し繰り返し、最後にボートの近くまで寄せるとついに知人がタモ網で救い上げてくれました。

「おお、やった!」
「やりましたね、70センチ以上のオスですね。いい大きさといい形です」

 記念写真を一枚パチリ。ついにオホーツクでのサケを釣ることができました。



「鮭釣りは毒ですよ、毒。この鮭釣りの魅力にはまるともう抜け出せませんよ!(笑)」

 そう知人は笑いましたが、腕に疲労の残るような豪快な釣りは宗谷地域の強力なアクティビティではありませんか。これははまりそうだなあ。



      ◆   ◆   ◆

 
 この日は全部で八匹の鮭がかかりそのうち半分の四匹を釣り上げました。
 
 一番すごかったのは85センチオーバーの巨大な鮭で、名人も目を見張る大きさの一匹。



 かかった瞬間にものすごい重たさを腕に感じました。苦労しながら手元へ寄せてもドラグに逆らって何度もまたラインを引っ張り出す力強い生命力。
 遡上する川を前にして「こんなところで足止めされてたまるか!という命を懸けた最後の意地はすごいものでした。
 肘が腱鞘炎になりそうで大変ですが、この豪快さこそオホーツクの海の魅力の一つに違いありません。宗谷の魅力をまた一つ味わえて幸せなひと時でした。

 
 釣り上げた鮭は、三匹をボートを出してくれた名人にお礼として差し上げて私は銀色が一番綺麗だった一匹をいただいてきました。

 残念ながら釣り上げたのは全てオスでイクラは手に入りませんでしたが、この命、しっかり家でいただきます。ありがとう!

  

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スイスに学ぶ観光戦略~宗谷だってやれるぜ!

2015-10-16 21:17:40 | Weblog

 稚内観光協会と宗谷シーニックバイウェイ、稚内信用金庫さんの合同主催による勉強会、「宗谷の新たな観光を考える勉強会 ~環境と観光の両立による地方創生~」が開催されました.

 今日のメインは観光カリスマをはじめ、様々な地域振興のお手伝いをしている山田桂一郎さんを迎えての講演ですが、まずはそれに先立ち、先だってヨーロッパへ行きスイスの観光モビリティについて視察してきた遠征隊からの帰庁報告がありました。

 スイスの山岳観光都市ツェルマットを訪ねて、環境と観光を両立させたそのマネジメントシステムの素晴らしいのだと。

 ツェルマットは山岳観光都市と言っても、山登りだけではなくトレッキング、クライミング、マウンテンバイク、キックバイクや子供の遊び場なども充実しています。またレンタルも充実していて手ぶらで行っても様々な遊び道具をすぐ借りれる。映像で見せてもらった山の上から下ってくるキックバイクは楽しそうです。

 公共交通機関ではチューリッヒからツェルマットまでの間、電車やトラムやバスなどが乗りやすく、特急列車には自転車の持ち込みが可能、ステップも平らで乗りやすそう。車両の一階は自転車置き場で二階には子供の遊び場があります。


 ツェルマットは人口集積地からは遠くて不便、遠いからお金も時間もかかる、だからけちけちする人は来ない、そして一度来たら長く滞在する。

 どこか宗谷地域にも通じる要素がありそうです。


      ◆   ◆   


 さていよいよ山田桂一郎氏による講演 「環境と観光の先進地『スイスに学ぶ地域づくり』」

 来てもらって楽しんでもらってお金を使ってもらおうという「着地型観光」の地域づくりで各地を応援している山田さんですが、相変わらずの山田節。

 いくつものヒントをいただきました。ちょっと断片的ですが印象に残った部分をご紹介します。


 最近は地方創生が話題になったこともあっていろいろなところから声がかかる。「稼ぐ力を引き出す」というが観光で稼ぐというのは結構大変。入れ込み人数や泊数を伸ばすのは大変だし、特にこれらは観光地ほど大変だ。

 大体三年から五年で盛り上がってくるがそこからは下がりがち。気の利いたお店が一軒あっても地域を支えられるわけがない。町全体の稼ぐ力が必要。

 見ていてダメになる例は、どんな組織を作っても「全て、エゴと利害関係」でつぶれてしまうというもの。地域の中で皆が正しい選択をしてまとまって行動するのは実に難しいものだ。

 そしてもっとマズイと思うことは、どの地域も実は真剣に困っている方が少ないことだ。農家のお年寄りは食えるだけ作ればよいと思っていて商業者はシャッターが閉まっていても平気。それなのに自分の代だけなんとかなるとは思っているが将来のことは考えていない。


 


 観光は地域の総合力、地域経営が問われる。ツェルマットに行ってみて驚いたのは 小さな町の観光予算が北海道よりも高かったこと。宣伝ではなくマーケティングをしてきた。地元の宿泊産業者だけではなく、買うもの作るもの全てが地域に繋がっている。

 遠くの安いものを買うのではなく、地元で作り地元で打っているものを使うことで町の景気は良くなる。お金をできるだけ外に出させず「地元を使い倒す」という気持ちでやっている。

 葉っぱビジネスで有名になった上勝町というところがあるが、最近はあまり活性化していない。なぜなら稼いでいるのがお年寄りで彼らはお金を使わないから。儲かっているなら地域でちゃんと使って経済を回してほしい。ツェルマットはそのあたりを皆がコンセンサスをもって一生懸命にやっている。 


     ◆   ◆   ◆

 


 観光の売り物はなにか。ただ「勝ち残る」のではなく、価値をしっかりと見極めてその価値で残る、すなわち「価値残る」でなくてはだめだ。

 ちゃんと継続している企業は、理念、戦略、事業目標がちゃんとある。理想があって、その理想との間にあるギャップを埋めるのが戦略だ。何を提供したいのか、得意技は何か、それをしっかりと見極めることだ。

 
 ツェルマットでは観光のマーケティングをしっかりと行っている。マーケティングとは、「顧客が真に求める商品やサービスを作りその情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」ということ。簡単にいえば「売る仕組みづくり」だ。

 例えばツェルマットでは地域を訪れてくれた顧客のデータベースをもっている。冬はスキーパスなども記名式で連結し、良い客のカード使用履歴などは押さえて好みの傾向やプレゼンテーションのセグメンテーションもできている。

 日本では沖縄の竹富町や青森県七戸町の取り組みが面白い。図書カードと一体となったファンクラブ会員券を作り、会員名簿が顧客データベースになる。顧客データベースをきっちり管理して動向を探るという地道な活動を継続させるといろいろなものが見えて来る。


 海外から見ると日本は健康長寿の国だ、という強い印象がある。だから様々な食材や名産品を健康や長寿と結びつけることは良い作戦ではないだろうか。

 日本食がブームになったというのも、美味しいこと以上にこれを食べている日本人は健康で長寿だということが魅力の一つだ。ぜひ地域の売り物、資源は何かを考えて、売り先を考えて、マーケティングを考えてほしい。


 今日も聞いていて勇気が湧くようなお話でした。あとは実践あるのみ。よし、宗谷も頑張ろう! 


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災害でも皆が助かるために~防災・減災シンポジウム

2015-10-15 23:45:46 | Weblog

北海道/防災・減災リレーシンポジウム2015 ~突発災害に対する防災・減災を考える~ を開催しました。

 北大では今年から「突発災害防災・減災共同プロジェクト拠点」という共同研究拠点をスタートさせて、理系、文系といった学部の垣根を越えて自然現象と社会構造を同時に取り扱い、新たな災害対策への提案を行うこととしています。

 今回は宗谷地域での災害の現状を押さえつつ、この地域での防災・減災を考えます。

 まずはこのプロジェクト拠点に参加している北大の三人の先生から防災に関する講演がありました。

 
まずは農学部特任教授の丸谷先生から、「人の生活を脅かす水と土砂の災害」という演題でのお話。

 「繰り返しのあるのが科学」「繰り返しのないのは歴史」、三代に渡るような自分の生きている時間を超えても繰り返されるのが災害だ。

 繰り返される災害は科学でそのあり様を冷静に抑えないといけない。

 災害が少ないとかえって不幸です。なぜなら発生した時の備えができていないから。

 九州は災害が多いので災害時の逃げ方や被害にあわない家の作り方などの備えができているものだ。災害にある意味慣れるということも大切です。

 今日は「場を知って災害に備える」という副題の方を語りたい。

 人間がいるから災害が起きる。人がいなければ自然の変化に過ぎない。

 江戸時代以降、増えた人口は山間地や川の側に移り住んだし、産業従事者で見ても農業従事者が多い。

 都市で見ると、かつては人の住まなかった山麓斜面に住宅地が広がっている。また建物が高くなることで災害も発生しやすくなっている。

 自然災害とは自然と人間社会の相互作用と考えるべきだ。

 自然災害は未来永劫無くならなくて、それは人間にとっての病気に似ている。うまく付き合ってゆくしかないのだ

 物理学者にして随筆家の寺田寅彦が「天災は忘れたころにやってくる」と言ったと言われるが、実は彼はそう言っていない。彼の弟子の中谷宇吉郎が「寺田がこういっていた」というのが元らしい。

 ただ、「忘れた頃」ではなくて、「忘れる」からこそ災害に「なる」「起きる」ということで、「災害は忘れたころにまた起きる」というのが正しいのだと思う。

 
    ◆   ◆   ◆

 続いては工学部の萩原先生 道路交通分野における暴風雪対策についてお話をいただきました。

 実際の自治体の中では、暴風雪による被害を受けた中標津町におけるリスクコミュニケーションが群を抜いていて素晴らしい。優れた担当職員がいるということもあるが、良い事例として参考にしてほしい、とのこと。

 自治体の好事例は参考にしたいものです。

     ◆   ◆   ◆

 最後は岡田先生から「防災情報の読解法」についてのお話。



 災害にやられた人は「犠牲者」だが、災害にやられやすい「災害弱者」という存在がある。それは、体力的に弱い高齢者や幼児、身障者であったり、近隣に不案内な単身者などがいるが、そのような構造的な弱者でなくても、情報をちゃんと得られない人や危険に鈍感な人、自分の弱さを自覚しない人、分かっていても実践をしないような人は災害弱者になりえるのだと。

 興味深かったのは、防災意識を向上させるためには人々の「(身の回りの危険に対する)認識を深め」「(危険の本質を)理解し」「(自分の弱さを)評価し」「(最後に、弱点克服を)実践する」というステップアップが必要だという言葉でした。

 私はかねがね、まちづくりを推進するには人々の「認知」「認識」「共感」「参加」「率先」というステップアップを行うことが必要と言っていましたが、まさにそれと方向性を同じくするアプローチが防災・減災においても必要だというので面白く感じました。

 防災もまちづくりも、他人から言われることではなく、自分のこと、我が事とおもってもらうためにはどのようなことをするのが良いでしょうか。

 一人一人の関心をもっと呼び起こすような工夫が必要なことが良くわかりました。

 もっと自分が助かるための防災意識を向上させたいものですが、そのためには単独で行うよりも地域や自治体との連携が必要です。

 頑張らなくては。

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防災・減災はハードとソフトで

2015-10-14 23:23:50 | Weblog

 明日稚内市内で開催される「防災・減災リレーシンポジウム」に私も稚内開発建設部を代表して出席することになっています。

 私のテーマは稚内開発建設部管内での災害の現状と防災対策の取り組みというもの。北大の先生たちが来て、災害や防災の最前線の話題を提供してくれるので楽しみです。

 さて、稚内管内でもっともありがちな災害はなんといっても冬期の暴風雪の被害。ひどい時は道路が通行止めになりますし、実際平成25年3月には稚内市に至る国道、道道が全て一時通行止めになり21時間にわたって稚内市が周辺から孤立する事態も発生しました。



 道路は人の流れもモノの流れも支える重要なインフラです。冬の嵐のときもできるだけ通行止めにしたくはありません。

 そのためにまずは道路施設の整備水準を高くして暴風に強い道路を作ります。

 昨日も書いたように、広い防雪林を作って風が吹いても雪が舞わないようにすることは効果的ですし、またヘッドライトの反射光だけではなく自発行で道路の幅を示す矢羽根や、強力な緑色の光で道路の幅を照らすハイパワーLEDなども視線誘導に効果的です。



 しかしそれでも悪天候によって道路が通行止めになったり雪に閉じ込められたりすることがあるでしょう。


【ハードだけでなくソフトの対策も】
 そんなときこそ情報収集が必要で、ハードな対策だけではなくソフトな対策でドライバーの判断を助ける様なことも同時にやっていくことが重要です。

 稚内でもバス事業者やコカコーラさんと協定を結んで、道路の異常情報を提供してもらうことや、逆にコンビニなどに通行止め情報を提供してドライバーにお知らせをしています。

 最近ではスマホが普及してきたので、スマホを使った情報提供がもっと使われるべきでしょう。

 宗谷管内ではラジオの受信状況も悪いので、インターネットラジオで情報取集をすることもあるでしょう。また地域FMによる災害情報提供をするところも増えていますが、インターネットだと放送時間も限られてしまいます。

 スマホで通行規制情報を入手するサイトをご存知でしょうか。「北海道地区道路情報」というサイト(http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/sp/index.html)をぜひご覧ください。

 ここには国道、道道、北海道開発局が管理する高速道路の通行規制情報が表示されています。フェイスブックのアカウントもありますから「いいね!」を押しておきましょう。

 様々な形で情報が入るように、普段から準備を進めておくことはいざというときにきっと役に立つはずです。



 
【稚内市】北海道防災・減災リレーシンポジウム2015

 

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その20分の価値~道路を安全・安心に

2015-10-13 22:14:13 | Weblog

 昨年度で完了した国道40号線の更喜苫内地区での防雪事業について、春から夏にかけての道路利用状況をまとめてマスコミに公表し、いくつかの新聞が取り上げてくれました。


      【日刊宗谷10月9日版】

 更喜苫内地区は稚内から真南に進路を取って豊富町へと向かう間の延長18.7キロ区間のこと。ここでは平成17年から地吹雪の際に前が見えなくなる視程障害(していしょうがい)や吹き溜まりで動けなくなる交通傷害などを防止しようと、大規模な防災事業が行われていました。

 代表的な対策は、広い幅を持った防雪林の設置や「ゆずり車線」の設置、夜間の吹雪などで道路の幅が分からにくいときに視線を誘導するハイパワーLEDによる誘導表示などですが、それぞれが相乗効果を発揮する形となりました。
 必ずしもそれらの対策が良かったということでもないのかもしれませんが、昨年の冬はこの国道40号線で一度も通行止めを出さずにすみました。

 稚内はまるで半島の突端のような北海道の最北端の位置にあるので、広範囲に雪を舞い上げる強風が吹き荒れて地吹雪になると、かつては稚内へ向かう全ての道路が通行止めになることも珍しくありませんでした。

 道路が開通しているということは雪の降らない本州では当たり前のことかもしれませんが、人の流れもモノの流れも支えているのは道路です。これが通れなくなると物資は不足するし急病でも人を運ぶことができません。
 なにより一大酪農地帯の宗谷地域では、毎日できる生乳を工場まで毎日運ばなくてはなりません。一日くらいならなんとか耐えられますが、二日以上の通行止めともなるとせっかく作った生乳も廃棄せざるを得ない状況に追い込まれます。

 このように道路は安定した生活も、人の健康も産業も支える重要なインフラなのでできるだけ通行止めにしたくないのが道路舞台の信念なのですが、それでも悪天候はあります。

 その悪天候のなかでもいかに通行を確保する強靭なインフラとなれるかという命題に日夜取り組むのが我々の存在意義というわけです。

 
 また、通れることは最低限として、それが果たせた次にはより便利で豊かな社会を築くための向上の精神が欠かせません。

 この更喜苫内区間では、一部を二車線にして遅い車が左によけることで後ろを走る車が安全に追い抜きができる区間が三カ所用意されています。そのおかげで稚内から名寄や旭川へ救急車が到着する時間が20分も短くなったという調査結果が出ました。たった20分かもしれませんが、この20分の短縮はどれくらいの経済性や便利やありがたみを生み出しているでしょうか。

 このようなインフラが整備されることで生じる新たな効果を「ストック効果」と呼んでいます。

 昔を思うと、多くの先達が営々とインフラ設備を築いてきたおかげで今の私たちの生活があります。私たちも次の世代、後の世代のために、より安全で安心できる便利な生活を残してあげたいと思います。

 いよいよ北海道には雪の便りが聞かれるようになりました。

 今年の冬にもその整備効果の真価が問われます。

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ラグビーワールドカップ日本チームに感動した

2015-10-12 23:45:51 | Weblog

 同僚の車に乗せてもらって札幌から稚内へと戻ってきました。

 出がけにみた手稲山はこの週末で紅葉が一気に進み、冬間近を感じます。

 道すがら車中のラジオから流れてきた天気予報では、今夜あたりからこの季節としてはかなり強い寒気が流れ込んでいるため明日からは平地でも雪が降るおそれがある、として注意を呼びかけていました。

 今の雪なら降ってもまだ一度や二度は融けるので、まだタイヤ交換には早いのですが単身赴任だと帰る機会が限られるので次の帰省時にはタイヤ交換をしておこうと思います。

 
 今朝はちょっと早起きをしてラグビーワールドカップの日本代表最終戦、アメリカとの対戦を見ていました。

 ペナルティキックで先制されたものの、すぐにトライで返すなど一進一退を続けましたが、前半が終わるころには日本が優勢に試合を進め、リードしたまま前半を終了。後半もそのリードを保ったまま耐えて終了。

 ラグビーワールドカップ大会史上初めて、予選で三勝しながらベスト8に残れなかったチームとして歴史にその名を刻みました。

 対戦相手はどこも体格ではずっと上回る強豪ぞろいでしたが、姑息なものではなく真っ向から立ち向かい、気力充実、耐えに耐える試合運びは見る者の感動を呼ばずにはいられませんでした。本当に感動をありがとう。


 
 ラグビーが南アフリカに勝ったという衝撃もあってぐんぐん視聴率を伸ばしているのと対照的に、同じワールドカップでも最近、サッカー日本代表の視聴率が落ちてきたということが話題になっています。

 かつては30%~40%の視聴率を取っていたサッカー日本代表チームの試合が20%もいかないことが珍しくないんだとのこと。

 メンバーが代わり映えしないから、とかラグビーが新鮮に映ったから、など理由は様々あるかもしれませんが、私はラグビーの試合の方が清々しくて感動的に見えました。

 サッカーは基本的に体を強くぶつけることは反則に繋がるので基本的にしないという前提ながらも競いあう場面では接触の良し悪しが審判の判断に委ねられます。

 そのため海外との戦いでは審判をだますこともテクニックの一つの様な風潮の試合が見受けられるのに対して、ラグビーの方は体をぶつけ合うことを前提とするために感情的になることは危険を伴い、かえって双方冷静な試合運びをすること。また審判も疑問があればビデオ映像を参考にして客観的なジャッジに心掛けていることで、とてもさわやかな試合運びが見られます。

 試合が終わった後に勝者も敗者も互いを讃え合う姿も美しい。サモア戦の後にはサモアチームから「(負けた側の)”サモア選手が選ぶMVP”として五郎丸選手に木製のカップが贈られた」ということも話題になりました。

 
 多くの日本人を虜にしたラグビーの魅力ですが、次回のワールドカップ開催は2019年に日本で行われます。

 日本チームのみならず、世界からのラガーマンたちとファンを迎えて素晴らしいおもてなしの大会にしたいものですね。

 感動した!ありがとう!

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桜子さんの足下には死体が埋まっている

2015-10-11 23:12:00 | Weblog

 北海道では今朝の深夜から始まった新作アニメ「桜子さんの足下には死体が埋まっている」を観ました。

 原作は累計60万部が売れたミステリ小説で、舞台はなんと北海道の旭川市。作者は1978年3月に札幌で生まれた女性推理作家の太田紫織さん。2012年まで旭川に住んでいたということもあって、小説の舞台として旭川が使われています。

 そして今回この小説がアニメ化されて今月から始まりました。本州では10月8日の水曜日に始まっていますが、北海道で放映されるのは今日が初めてです。

 ストーリーは、主人公である旭川の高校生館脇正太郎(たてわき しょうたろう)が、ふとしたことで知り合った良家のお嬢様九条櫻子(くじょう さくらこ)とコンビを組んで殺人事件を解き明かすというもの。

 特徴的な設定は、この九条桜子が骨に対して異常な執着を持ち、標本士としての資格を持ちながら検視に関する知識も持ち合わせていて、それで事件の本質を探り当てるということになっています。


 アニメの舞台はしばしば「聖地」と呼ばれて、ファンからは特別な意識をもたれるものですが、このアニメに人気が出て旭川が「聖地」になれるでしょうか。

 ちなみに初回の今回は「旭川の動物園が人気」というほかに、増毛の海岸が登場して「甘エビ丼が食べたい~」というシーンがありました。

 さて、北海道が登場する作品に新しく始まった「桜子さん」シリーズ。道産子としてはとりあえず注目して、道外からのファンの問い合わせに答えられるようにしながら楽しんでみたいと思います。

 北海道の新しい財産になるかもしれませんよ。

【桜子さんの足下には死体が埋まっている】
  http://sakurakosan.jp/

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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