北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

神様の創ったものと人が作ったものの違い

2015-10-09 23:45:25 | Weblog

 昨夜は夕方から同僚の車で札幌へ帰省しました。
 
 途中、留萌からの高速道路が夜間工事で通行止めになっていて予定以上の時間がかかりました。普段は当たり前に通っている道路が通れないとなるととたんに不便を感じるものです。

 便利の要求レベルが上がってしまうと不便なときのことは忘れてしまっているものですが、いざというときにそれまでの便利が分かりますね。

 台風23号の強風では、施設の被災状況を確認しながら、宗谷管内自治体の情報収集を行いました。被災状況が大変ならば職員を派遣するつもりで準備もしていましたが大きな災害もなくピークを過ぎたので対応準備も縮小してゆきました。

 二週連続して週末に強風が北海道を襲いましたが、前回の中国大陸経由で西から襲った台風崩れの嵐では西風の時間が長く、今回は東から北風の時間が長く続きました。

 風もさることながら、それによる波浪の力は甚大です。前回の嵐では一部の港の防波堤として設置しているケーソンというコンクリートの塊が数十センチずれるという被害が起きた外、防波堤の前においてあるコンクリートのテトラポット積みの高さがかなり下がってしまいました。

 あの巨大で重たいテトラポットが波によって動かされている間に噛みあわせが良くなったのか、はたまた少しずれたのか。詳細調査を進めていますが、いずれにしても波の力の強さを感じます。


「神様が創ったもの(=生き物)はひとりでに直るけれど、人が作ったものはまた人が直さなくちゃいけないんだよ」 

 誰かにそう教えてもらいました。

 作ったものが壊れたらまた直す。人が自然に対峙する営みはこつこつと続きます。  

 

コメント
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