北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

防災・減災はハードとソフトで

2015-10-14 23:23:50 | Weblog

 明日稚内市内で開催される「防災・減災リレーシンポジウム」に私も稚内開発建設部を代表して出席することになっています。

 私のテーマは稚内開発建設部管内での災害の現状と防災対策の取り組みというもの。北大の先生たちが来て、災害や防災の最前線の話題を提供してくれるので楽しみです。

 さて、稚内管内でもっともありがちな災害はなんといっても冬期の暴風雪の被害。ひどい時は道路が通行止めになりますし、実際平成25年3月には稚内市に至る国道、道道が全て一時通行止めになり21時間にわたって稚内市が周辺から孤立する事態も発生しました。



 道路は人の流れもモノの流れも支える重要なインフラです。冬の嵐のときもできるだけ通行止めにしたくはありません。

 そのためにまずは道路施設の整備水準を高くして暴風に強い道路を作ります。

 昨日も書いたように、広い防雪林を作って風が吹いても雪が舞わないようにすることは効果的ですし、またヘッドライトの反射光だけではなく自発行で道路の幅を示す矢羽根や、強力な緑色の光で道路の幅を照らすハイパワーLEDなども視線誘導に効果的です。



 しかしそれでも悪天候によって道路が通行止めになったり雪に閉じ込められたりすることがあるでしょう。


【ハードだけでなくソフトの対策も】
 そんなときこそ情報収集が必要で、ハードな対策だけではなくソフトな対策でドライバーの判断を助ける様なことも同時にやっていくことが重要です。

 稚内でもバス事業者やコカコーラさんと協定を結んで、道路の異常情報を提供してもらうことや、逆にコンビニなどに通行止め情報を提供してドライバーにお知らせをしています。

 最近ではスマホが普及してきたので、スマホを使った情報提供がもっと使われるべきでしょう。

 宗谷管内ではラジオの受信状況も悪いので、インターネットラジオで情報取集をすることもあるでしょう。また地域FMによる災害情報提供をするところも増えていますが、インターネットだと放送時間も限られてしまいます。

 スマホで通行規制情報を入手するサイトをご存知でしょうか。「北海道地区道路情報」というサイト(http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/sp/index.html)をぜひご覧ください。

 ここには国道、道道、北海道開発局が管理する高速道路の通行規制情報が表示されています。フェイスブックのアカウントもありますから「いいね!」を押しておきましょう。

 様々な形で情報が入るように、普段から準備を進めておくことはいざというときにきっと役に立つはずです。



 
【稚内市】北海道防災・減災リレーシンポジウム2015

 

コメント
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