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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ある金融機関の採用試験

2014-07-04 22:17:39 | Weblog

 先日、ある地方の金融機関の方とお話をする機会がありました。

 地方の金融機関は、自分が支援する企業がしっかりと商売をして利益を上げてくれなくては、地域がやがて縮小してゆくという危機感に充ちています。

「会社が儲けてくれなくては自分たちも利益が出ませんが、それよりも地域が成り立たなくなるという不安と闘っています」とはその方の言葉。

 経営を支援したり売り先のマッチングをしたりと、やりたくてやれることはたくさんあって、それらを組み合させながらお店や企業を支えているそうです。

「最近は若い人を採用しているんですか?」と訊ねると、「ええ、それなりにいい人が採れました」とのこと。

「採用に当たってはどういう視点で選んでいるんですか?」
「学生さんたちにはテーマも何も与えない集団討論をやってもらいます。お膳立てがないので、全て自分たちで発案して方向性を作り上げなくてはならないのですが、そういう一部始終を見せてもらって、優秀な人を選ぼうと思っています」

「短時間の見立てで採用希望者のどこまでが分かるでしょう」
「実は、待ち時間の様子もこっそり見ているんです。大勢が一緒にいるところでスマホばかり見て周りを気にしないような人がいたり、周囲に気を遣ったりしている人など、そこに普段の姿が現れて、それも大いに参考にしているんです」

「うわ、そこは油断するところですね」

 人間、気が緩んだ時にふっと自分の本性がでてしまいがちです。ふと出る本性が恥ずかしくないような姿になっているなんて、自分が学生の時には思いもしませんでした。

 次の時代を背負ってくれるのは今は頼りなく見えても、やはり若い人たちでしかありません。

 次の世代のために少しは役に立つような生き方を模索したいと思います。


      ◆   


 今日は偶然にも誕生日が同じ日の、妻と孫の誕生会を娘夫婦の家でやりました。

 いつも支えてくれている妻には感謝しつつ、二歳になった孫は言葉がだいぶ出るようになり楽しい時期です。

 二人ともこれからも元気でいてください。私も頑張ります。
 

コメント
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