今日は留萌市へ出張。道内巡業もほぼ終盤です。
昨日までの荒天とは打って変わって、涼しくてさわやかな一日。前線が過ぎると北方のさわやかな風が吹いてきました。
地域の職場を巡って意見交換をするテーマは、人材の減少にどう対応するか、ということ。
今後定年退職で経験豊かな人たちが退場してゆきますが、採用数がそれほど増えるわけではありませんし、減るほどには補えないとなれば、何年か経つと組織全体の人数は減ってゆくわけで、それでも全道を管理できるような仕事のやり方に変わっていかなくてはなりません。
しかしすぐに答えが出るような問いでもなく、近未来に向けた様々な試行錯誤を行う準備をしている段階です。
そんな中、現場に人を置けない状況を話していたところ、「警察の交番が同じ状況らしい」ということが話題になりました。
最近、交番を覗くと警察官の方は常駐していなくて、電話に貼り紙があってそこには、「御用の方はお電話ください」となっています。
交番の数よりもおまわりさんの数が少ないので、少人数のお巡りさんが複数の交番を受け持って巡回しているのです。
少人数で複数の現場を管理するためにはそのような体制が必要なことはよくわかります。
しかし道内の拠点となる事務所間は100km単位の距離があります。この距離と時間のハンデを克服するためには新しい発想のICTツールの開発や、思い切った仕事のやり方の見直しが必要になりそうです。
現状でいる分には楽なことはよくわかりますが、思い切った仕事の仕方の改革を行わない限り、手順を踏んで勇気をもって実行に移してゆかなくてはなりません。
そんな意識を共有するのも地域を巡って意見交換をする目的の一つです。
人手不足を補うための準備体制づくり。どんなことが考えられるでしょうか。