昨日、市内名士のあつまる会合で目の前に某スーパーの社長さんがいらしたので、「こう天気が悪くて気温が低いと売れ筋のものが変わるのではありませんか」と訊いてみました。
すると「そうなんです!」と言って、「まず焼肉がだめ。関連してビールはお酒類も売れません」とのこと。
この時期、稚内市民は暖かくなれば焼肉、バーベキューで楽しむ人が多いのですが、そういう人たちが全く動かず、本来この季節に売れるものが売れていないのだそう。
利尻島では昆布漁にも影響が出ています。
この時期、晴れの日が続いてくれないと昆布を採っても干せないので漁師さんたちは困ってしまいます。
利尻島の左半分の利尻町の漁民は、島の右側の利尻富士町で浜近くに昆布干場のための土地を借りて、わざわざ干しに来るのだそう。
「利尻富士町側は天気が良いのですか」
「そう。利尻町側は天気が悪くても山で雨が落ちるので東側は天気が良いということがよくあるんです。だから利尻町の漁民は両方の町で干場が使えるようにしているんですよ」
天気が悪いと昆布も採れません。地場産業の行方が気になります。