北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

地域の暮らしの楽しみとは

2015-07-03 22:38:37 | Weblog

 管内の首長さんたち全員と意見交換をする「地域づくり連携会議」を開催しました。

 「地域の将来像と課題」というテーマで意見交換をして、各首長さんたちからは様々な意見が出されました。

 皆さんの共通の課題はなんといっても人口減少の問題。日本中が人口減少で悩んでいるときに、簡単な答えがあるはずもありません。

 しかしある町の首長さんからは、「やはりここで暮らすことが豊かで楽しいということを自覚して発信しなくてはいけないのではないでしょうか」という発言がありました。

 地域の人口を増やそうなんて最終目的のはずで、その前段に幸せに暮らす人がいて、その幸せを続けようという人たちがいてこそのはず。

 宗谷地域で暮らすことの楽しみと幸せが理解されているでしょうか。


       ◆  


 すると別な首長さんが、地元の農家の話をしてくれました。

 曰く、「そこの農家には、タイヤの代わりに細いキャタピラがついていて冬に雪原を走れるオートバイがあります。それで冬に牧草地を縦横に走り回っていて、それを楽しみにしています。こういうことを酪農家の楽しみとして冬の暮らしに取り入れているんです」

 そこの首長さんにはぜひ冬になったら乗せてくれるよう紹介してください、とお願いしましたが、地域での真の楽しみを私たちは知らずに過ごしているのです。

 医療や介護、買い物に教育など地域の暮らしを支える要素はたくさんありますが、まずは暮らしが楽しいということを自覚して、楽しみを見出すことではないか、とその首長さんは言っていました。

 皆さんの暮らしの楽しさはなんでしょうか。それが地域での暮らしの魅力になっているでしょうか。

コメント
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