たった四泊五日の旅でしたが、旅には体力が必要だということを痛感しました。
出発の二三日前から風邪なのか関節が痛くなっていて、ちょっと不安だったのですが、それは旅の途中には治っていて助かりました。
しかし今回の旅行ではとにかく坂や石の階段を上り下りするところが多くて、足の筋肉痛に苦しみました。
登山でもそうですが、階段を上がるときにはつま先で上ると疲労がたまって痛くなるので、かかとから上るように心がけましたが、それでも次第にふくらはぎが痛くなってきます。
ちょっとした丘を登った時は、上り口に誰でも使ってよい竹の杖が何本も用意されていました。
これ幸いと杖を二本借りてノルディックウォーキングのようにして上り下りをしましたが、これもまた杖を持つことに慣れていないために杖をがっちりとにぎった二の腕がひどい筋肉痛になり、コップすら持てないほどに。
宿に入るたびに妻と一緒に「イテテテ…」という声がつい口に出てしまい、二人で苦笑いでした。
旅は若くて体が動けるうちの方が楽しめます。そうでなければ健康でしっかりとした体力をつけなくては。
若い時にした旅は思い出を長く保つことができて、人生を長く彩ります。
逆に年をとってからの旅では思い出を活かす時間が短くなってしまいます。
「かわいい子には旅をさせ」と言いますが、自分の子供たちにも旅をしてほしいものです。
若いうちに大いに旅を楽しみたいものです。