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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

舌を肥やす勉強

2008-06-17 23:59:55 | Weblog
 わが職場は6月16日付で大々的な人事異動が発令されました。そのため昨日から今日にかけては挨拶回りや机の移動、荷物の引っ越しなどが行われました。

 そのうえで夜は歓迎会を開催。しかしながら管理職による歓迎会とチームの歓迎会が重なって、ハシゴでの参加となりました。ちょっと残念。

    ※    ※    ※    ※

 食事を終えた後の様子を見ていて、ある有名ホテルの広報室長をしている知人の発言を思い出しました。

 そのホテルでは、客が残したワインや料理に従業員が手をつけることを禁止する触れを出して、違反者を罰するようになったのだとか。

 そういえば思い出したのが、レストランで良いワインを注文したときは、最後に少しだけビンに残すようにするのがマナーだ、という言葉。若い料理人やソムリエ見習いに味を覚えてもらうためというのがその意味らしいのですが、何に書いてあったかな。

 しかしこのホテルのように客が残したものに手をつけてはいけないということではそういう気遣いも無用になります。

 ホテルの知人の話では、「確かにそうやって舌を肥やすという面もあるのですが、行為としてはお客さんの残り物を食べるということであり、ただ残り物で宴会をするという行為と区別をつけるのが難しくて…」ということなのだとか。

 「大善は小悪に似たり、大悪は小善に似たり」と言いますが、物事の本質をいちいち説明しなくてはならなかったり、説明しても分かってもらえないということも多くなったようです。
 なんだか余裕が無くて息苦しい感じがしますね。

 どういう形にせよ経験は勉強になるものですが、それを自分自身がしっかりと恥じることなく律する気持ちがあればよいのですが。
コメント
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