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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

国の若さを感じたい

2008-06-05 23:30:25 | Weblog
 海外へ行っている友人のA君が一時帰国しているというので、四谷荒木町の小料理屋で小宴会。実に風情のあるお店でよかった。

 A君が行っているのはフィリピン。「日本じゃ公共事業に対する風当たりが随分強いですけど、フィリピンはまだどんどんやってくれって感じですよ。日本の昭和30年代くらいの感覚でしょうかね」

「賄賂なんかも結構あるんじゃないの?」
「ありますよ。その辺は日本と違って大らかですからね]
「制度も充実していないということなのかな。若いのかな」

    ※    ※    ※    ※

「フィリピンが面白いのは、国内総所得が国内総生産よりはるかに多いことですね」
「それはどういう意味?」

「つまり国民が国内で働いて稼ぐ金額よりも、海外で働いて自国へ送金する金額がずっと多いと言うことですよ。たとえば、船乗りなんかはフィリピン人が多くて、日本資本の海運会社なんかも現地で船員養成学校を運営していて、質の高い高校生を迎え入れて囲い込みをしているんです。そうして船乗りになった人たちは船で稼いだお金をそっくり自国の家族に送金するというわけです」
「船ならベッドと食事は保証されているだろうからね」

「そうやって海外で稼ぐという生命力にあふれていますよね。日本にはそういう気概もなんだかなくなっちゃったようで」
「そうか、気概か!満たされなかったときのことを思い出せってことだな」


 フィリピン。A君が現地にいる間に一度行ってみたくなりました。国の若さを感じてみたいものです。
コメント
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