60~90年代名作漫画(昭和漫画主体・ごくタマに新しい漫画)の紹介と感想。懐古・郷愁。自史。映画・小説・ポピュラー音楽。
Kenの漫画読み日記。
●漫画・・ 「ZETMAN -ゼットマン-」 ⑦巻
毎日毎日暑くてたまりませんね。昼も夜も暑い。夜は熱帯夜で寝苦しくて、寝不足気味になるし、暑いのが続くのも困ったものです。暑くてたまらないので、なかなかパソコンに向かって、何かブログ記事を書き込もう、という気になれないでいる。最近はさっぱり更新が出来ません。歳を取ると、暑さとも、まともに戦う体力が無くて‥。小説はねえ、つい昨夜、東野圭吾さんの直木賞受賞作、「容疑者Xの献身」を読み上げまして、なかなか面白かったです。その前に、同じ主人公、大学の物理学助教授、湯原学先生が活躍する、短編連作集の第2集「予知夢」を読み上げたばかりです。長編「容疑者X‥」も短編集も傑作推理小説で、面白かったのですが、この小説の読後感想などはまた次の機会に、おいおい書こうかと思います。特に、「容疑者X‥」にはなかなか深いものがあって、いろいろと考えさせられもしました。さて、「Kenの漫画読み日記。」、最近読んだ漫画ですが、新刊が出る度、読んでいます、今風のSF漫画。けっこう好きで、ファンなんですけど、「ZETMAN -ゼットマン-」。
これは難解な漫画だなあー、と思ったものです。この「ZETMAN」7巻を読んで、主な、大きな謎がやっと解ります。はっきり、6巻までは何が何だかよく解らない漫画でした。続けて読んだ訳でなく、コミックス新刊が出るごとに読んだからでしょうね。これは1巻から今7巻までいっぺんに続けて読んで、それもじっくり読んで、さらに、Web上大百科事典Wikipediaの「ZETMAN」の項の解説を読んだら、はっきりとよく解ります。僕は1~6巻を間開けて断続的に読んで行って、少々ちんぷんかんぷんぎみで、よく解らなかった。7巻読んで、Wikipediaの解説記事読んで、成程!とよく解った。解れば面白い漫画です。傑作近未来SF漫画。これが、何で解りにくかったかというと、もう一人の主人公だという、天城コウガのエピソードがかなりのページ数を割いて語られているからです。この天城コウガのエピソードを本筋ストーリーに絡ませているから解りにくいんですね。このエピソードは別にいらないといえばいらない別エピソードなんですよね。でも、今一方の主人公でもあるし、今後の物語の大筋の展開にも、重要な役で絡むんだろうし。特に、第1巻の巻頭カラーページの最初のごくわずかな、エピソード場面。結末を物語る、思わせ一場面ではあります。
集英社の週間ヤングジャンプにて今現在連載中のSF漫画「ZETMAN」は、桂正和さんの入魂の力作SFです。精緻に描き込まれた絵は実にうまいし、登場する女の娘キャラたちの絵も可愛くうまく、魅力的です。「DEATH NOTE」の小畑健さんといい、この桂正和さんといい、絵のうまい今風の劇画ですよね。この「ZETMAN」は2002年から現在もヤンジャン誌上にて人気連載続行中で、ヤンジャンコミックスでは今第7巻まで刊行されています。モンスターどうしの大活劇シーンや、可愛い女の娘キャラたちが大量に惨殺されるシーン、破壊シーン、と迫力あるヴァイオレンスの精緻な劇画描写で、圧倒的暴力活劇を表現して、ストーリーには謎とサスペンスが満ちており、面白く読んで行けます。一大SFモンスター活劇サスペンスコミック作品。作者の桂正和さんは1980年のデビューで、活躍されて来ているのは、だいたい集英社のジャンプ系の雑誌ですね。有名な作品がいっぱいあるみたいですが、僕はこの「ZETMAN」とあとは「電影少女」くらいしか知りません。この「ZETMAN」のストーリーや登場人物などに関しての情報は、集英社のスペシャルサイトがありますので、そちらを見たら大まかなストーリーの流れと、ジンとコウガという二人の主人公と、それを取り巻く主なキャラクターたちの設定が解ります。まあ、それよか現在既刊の7巻までを全部読むと、7巻でそれまで解らなかった、物語の大きな謎が説明されて、成程と納得行きます。僕みたいな、間開けて、コミックスが出る度に、断続的に読んで行くという形よりも、既刊全7巻、一気読みの方が話がよく解って、ぐんと面白いと思います。桂正和さんの精緻な絵で描き込まれた迫力ある破壊暴力シーンがイイです。うまい絵柄の女の娘キャラも可愛くてイイ。 ※『ZETMAN』スペシャルコーナー(既にサイトはなくなっています)
このSF漫画で出て来るモンスターですが、プレイヤーと呼ばれ、偽造人間という、近未来科学のバイオ工学部門の産物らしい。ロボットでなく、サイボーグでなく、クローン人間兵器でなく、偽造人間といわれる生き物の怪物。クローンとかいう考え方に近いのかな?新たに、人間モドキのDNA、作っちゃった、という設定か?よく解らん。要するに人間が科学の力で作り出した、新しい生命のモンスター。メチャメチャ強くて凶暴だが長持ちしない破壊獣。ああっ、もう暑くて暑くて、こんな記事書き続ける気になれんな。もうやめたやめた。暑い。死にそうに暑い。地球規模の異常気象だ。世界の気象が変になって行ってる。地球は滅びるぞ。その第一歩を踏み出してるぞ。僕の、漫画作品の解説などより、集英社サイトの、『ZETMAN』スペシャルコーナー見て、既刊全7巻を一気に通しで、読んでください。良く解るし、何てったって面白い!特に、コミックスの第3、4巻のところなんて、美少女がいっぱい出て来るし、裸もHなシーンもいっぱいあるし、惨殺描写もあるし、いろいろと楽しめて、面白いですよ。それにしても、もう熱帯夜、勘弁してよ、地球環境さん。