河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2229- ブラコン、ベル、ロメジュリ、ハーディング、パリ管、2016.11.24

2016-11-24 23:14:21 | コンサート

2016年11月24日(木) 7:00-9:25pm 東京芸術劇場

ブリテン ピーター・グライムズ 4つの海の間奏曲 3+4+4+5′

ブラームス ヴァイオリン協奏曲ニ長調 23′8+9′
 ヴァイオリン、ジョシュア・ベル

Int

ベルリオーズ ロメオとジュリエット 抜粋
 ロメオひとり-キャピュレット家の大宴会 13′
 愛の情景 18′
 マブ王のスケルツォ 8′
 キャピュレット家の墓地にたたずむロメオ 8′

ダニエル・ハーディング 指揮 パリ管弦楽団


パリ管はいつ聴いて以来なのか記憶にない。エッシェンバッハのときはむろん行かないとしてもヤルヴィPのときも記憶なし。昔は沢山聴いたけど、とにかく久しぶりなんだろうと。
1000円プログラムに地元評論家のメルランが書いてある通り、エッシェンバッハの残した険悪なムードによって弱体化し不満を募らせていたオーケストラ~、日本の評論家ならこんな露骨な書き方はしないと思うけど、なんで彼が音楽監督なんだろうという不思議な出来事と思えた事態はこの評論家の言で、結果納得のようなところはあります。
プログラム冊子冒頭のお偉いさんの挨拶の次にこのような文を持ってくるあたり、フランス的ですな。
ヤルヴィPの功績が大きかったこと、そしてハーディングへと。評論家なれど自画自賛的なあたりは地元在住ならではのところがある。ただ、ハーディング自身述べているように就任の今シーズンは既に他指揮者でスケジュールが埋まっている、また自身の他オケ振りも決まっていて、空いているところに潜り込む感じ。来シーズンから本格的にかかわっていくとのこと。

久しぶりに聴くパリ管は整理整頓されているという第一印象。ベースの締まり具合、弦のバランスの良さ、慎ましやかなブラス。弦のフレージングが強靭でこれは昔もそうだったのかしらと。

今日のプログラム構成では、よくわからない。
ブラコンは進むにつれて少しずつスローになるのを、ハーディングの棒で元に戻したりの不思議な演奏。
ベルリオーズの抜粋は見た目、9割がたブラス、パーカス類の出番が無い。管弦楽のみのところをピックアップしたもので、テキストは無くてもいいのかもしれないが、プログラムノートは粗末。曲順が変更、さらに1曲追加になっていてその説明は印刷が間に合わなかったのか書かれていない。
ぱっとしない企画練り上げ不足、もしくは選曲ミスではないだろうか、前半プロも含めて。
頭のブリテンは連続演奏でした。場面のシーンが浮かぶような音の深彫り感は無し。

色々とあるが、もう一本プログラムがあるのでそれを聴いてから。

ハーディングの指揮については、新日フィルの時代に山(小山)のように聴いているので、だいたいのところはわかります。
おわり