河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2215- ドヴォコン、ワイラースタイン、ブラ4、ヤング、東響、2016.11.5

2016-11-05 23:06:20 | コンサート

2016年11月5日(土) 6:00pm サントリー

ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調  15′12+12′
 チェロ、アリサ・ワイラースタイン
(encore)
バッハ 無伴奏チェロ組曲第3番から「サラバンド」 5′

Int

ブラームス 交響曲第4番ホ短調 12′12′6+9′

シモーネ・ヤング 指揮 東京交響楽団


ヤングさん、お初で見ました。大変な実力の持ち主、この1度の演奏会では片鱗しかわかりません。
後半のブラ4では第1楽章の締めのところで追い込みのアチェルランドかけまくり、ゆるくないところをオケに見せつつ、その後の進行を自分のものとしてニュアンスをちりばめながらの棒。例えば、ドイツ的な低音がユラユラと余裕をもって揺らぐような音場をイメージしての振りがあるように見えますが、オケはそこまではいかない。どうしてもニュアンスの方が浮き彫りに目立ってきますね。動きと音場が必ずしも連動しているわけではない。
こうゆうところはヨーロッパのオケとは違うなぁ、と思いながら振っていたかどうかはわかりませんけれども、そのような感触です。観ている限りにおいては。
もう一度このオーケストラとコンサートを振ることがあれば、限界と能力という面を横目に見つつ、別フィールドの曲を選曲するでしょうね。今月末に、日本でオペラを振るようですから、それはそれで楽しみです。
長い髪、じゃまな感じが無いのがいいですね。

前半、チェロのワイラースタインさん、こちらもお初で見ました。ひとパッセージ息切れせず、なんだか増量させながら迫ってきますね。細い線が切れずに太めにもうひと押ししてからフレーズがきれいに終わる。呼吸を感じる。
ちょっとザラッと乾き気味の音色がたまに出てきます。ドヴォルザークは、指揮者、ソリスト、それぞれ自分のスタイルでやっている。アンコールのバッハで水を得た魚になった。いい味わいでした。
おわり