河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

0133- 超・絶不調 大地の歌 トルボルク

2006-12-03 13:50:17 | NYP




大地の歌と言えば、古いものですが、
それなりに名盤と言われている、
ワルター指揮ウィーン・フィル
ケルスティン・トルボルク
チャールズ・クルマン
というのがあります。

しかし、
トルボルクの隠れ絶不調盤というのがあります。

マーラー/大地の歌
アルトゥール・ロジンスキー指揮
ニューヨーク・フィル
コントラルト、ケルスティン・トルボルク
テノール、チャールズ・クルマン
1944年11月19日(air live take)

トルボルクのピッチは耳を覆うばかり。
よくぞ残っていてくれた。
カーネギー・ホールの放送録音。

歌い手は歌いながら持ち直す努力をするしかない。
音楽は進んでいってしまうわけだし。
でもなかなか戻らない。
もう一度、最初から歌いなおした方がいいのでは?
河童は昔、そんな現場をみたことがある。
歌ではないけれど、
NHK交響楽団による現代音楽。
棒は秋山さん。
クラリネットさんが、
ボキャボキャ、
とやってしまい、
みんな糸こんにゃくになり、
秋山さんがストップをかけて聴衆に振り向き、
一礼。
そして最初から演奏しなおした。
全日本吹奏楽コンクールではこうはいかないな。


ということで、いくらオケがニューヨーク・フィルとはいえ、
こんななかでバック・オーケストラに耳を傾けるのは至難の業。
それにロジンスキーも指揮どころではなかっただろう。
自分が代りに歌うわけにもいかないし。

でも、このASdiscのシリーズ。
なんか、音源が貴重で、つい、聴き返してしまうんですよね。
.ロジンスキーものはもちろんのこと、
カンテルリものとか、ワルターものとか、
ついつい、いつくしんじゃうんですよね。
化学調味料ゼロの世界というか。

おわり

追記 2021.1.8
ニューヨーク・フィルハーモニック、当初のperformance historyがさらに偉大になり今は、digital archivesとして巨大にして偉大。偉大な過去がこれによってもうかがい知れる。
Fig1


おわり