出版社による紹介。
魯迅の作品を翻訳するにあたって増田氏が魯迅その人に質した箇条書きの質問条項に、作者が各項の余白や上下左右の空間に朱筆で回答を書き込んでいる。質疑・応答どちらも日本語だが、驚くのは魯迅の日本語が本当に自然であることだ。そしてその言いようも(きわめて口語的で平易な文章で書かれているのだが)、本来の冗長な話し言葉とは違い、直裁・的確で紆余も無駄もない。驚くばかり。
(汲古書院 1986年12月)
魯迅の作品を翻訳するにあたって増田氏が魯迅その人に質した箇条書きの質問条項に、作者が各項の余白や上下左右の空間に朱筆で回答を書き込んでいる。質疑・応答どちらも日本語だが、驚くのは魯迅の日本語が本当に自然であることだ。そしてその言いようも(きわめて口語的で平易な文章で書かれているのだが)、本来の冗長な話し言葉とは違い、直裁・的確で紆余も無駄もない。驚くばかり。
(汲古書院 1986年12月)