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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

押井守 『誰も語らなかったジブリを語ろう』

2017年12月26日 | その他
 出版社による紹介

 聞き手・構成・文:渡辺麻紀(本文中でもインタビュアーとしてかなり重要な役割を果たしておられる)

 作品も作家もプロデューサーも、そしてアニメーターやスタッフを除くスタジオジブリというものすべてを、滅茶苦茶に貶している。その批判は、宮崎・高畑・鈴木三氏に対するものが内容の殆どを占める。鈴木氏への批判がなかでもとくに痛烈かつ顕著であるが、理由はいまひとつよくわからない。それが当たっているかどうかも不明である。出版元が徳間書店であること、それと絡めてここには何かの底意ありかと、疑おうと思えば疑える。

(徳間書店 2017年10月)