書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

思考の断片の断片(40)

2007年05月13日 | 思考の断片
 他人の思考や行動をあれこれ品隲することに熱意を抱けなくなった。自分がその問題について何を考え、どう身を処するかこそが大切であることに、あらためて気が付いたのである。
 政治や経済のような大問題は、意見を持つことはもちろん大事だが、一市民、一国民の意見によって情況が変わることはないのが現実である。ならばそれぞれが信ずるところを好きなように言挙げしていればよいのであって、同じ意見だからと評価したり、あるいは違う意見だからと批判したりするのは、無用である。
 近頃こんなふうに考えている。